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27. スリラーバーク
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記憶を見たロビンは、唖然としていた。
「こんなことが……」
フランキーとチョッパーは、その熱い話に号泣する。
「だああああっ! 骨もクジラも大好きだチキショー!!」
「うおおおっ、おでも~~っ!」
ルフィは満面の笑みを浮かべた。
「うはははっ、ゾクゾクしてきた! アイツは音楽家で、喋るガイコツで、アフロで、ヨホホ~で、ラブーンの仲間だったんだ! 俺は、アイツを引きずってでもこの船に乗せるぞ! 仲間にする! 文句ある奴いるか?」
「ふふふっ、あったら、意見が変わるのかしら?」
「会わせてやりてぇなぁ、アイツ! ラブーンに!」
「賛成だチキショー!」
「俺もだぁ! 俺もうガイコツ怖くねぇ!」
「んな決まりきったことより、ナミさんの結婚阻止の方が重要だ俺には!」
「んぁれ? ゾロ? どこ行くんだ?」
「さっさと乗り込むぞ。奪い返す影が、1つ増えたんだろ?」
ルフィはまばたきを繰り返してから、ニッと笑った。
「にっしっしっしっしっ! あぁ! そだな! ぃよ~し、野郎共! 戦闘準備だ! このスリラーバークを吹き飛ばすぞ!」
「「「おおおおおっ!」」」
「いや、ちょい待ちィ!」
「んぁ? 何だよウソップ」
「吹き飛ばす意気込みはいいが、ルフィのゾンビは本気でヤベェぞ!」
ゾロがため息をつく。
「何だンなことか。ルフィのゾンビがどんだけ強かろうが、影を取り返すためには、それを倒すしかねぇんだろ?」
ルフィは麦わら帽子に手を掛け、言った。
「んや、必要ねぇよ」
「ぁあ?」
「墓場んとこでおっさんが言ってたろ? いちいちゾンビ探さなくても、モリアをぶっ飛ばせばそれで終わりだって」
「ま、まぁ、そりゃ……」
「コイツはまた核心を……」
「なぁティオ? モリア倒せば影戻んだろ?」
「(コクン)」
「ほらな!」
「……毎度のことながら、ウチってだいぶティオ任せなとこあるよな……」
「ふふふっ、いいんじゃない?」
「んで、あの階段上ってったら、モリアがいるんだよな?」
「(コクン) …ちょくつう、の、かいだん」
この島に上陸した時には無かった道だが、モリアたちがルフィ達をサニー号に戻すため、折り畳み式の階段を降ろしたため、最短ルートが出来ている。
「よし! んじゃあ俺はとにかく、モリアの野郎をぶっ飛ばすから、サンジ、ナミのことは頼んだぞ?」
「当たり前だァァ!」
ゴォっと、サンジが燃え上がる。
「透明人間だか陶芸名人だか知らねぇが、霧の彼方へ蹴り飛ばしてやらァ!」
チョッパーが引いた。
「あ、あつい……」
さらにウソップが、火に油を注ぐ。
「あー言い忘れてたけど、アイツ、風呂場でナミの裸じっくり見てたぞ」
「んなぁにをぉぉおお!?」
ゾロが忠告した。
「これ以上刺激してやるな。何かに変身しそうだ」
「た、確かに……」
ウソップは燃え続けるサンジを見据え、拳を握る。
「ナミを連れ去られたことは、俺も責任を感じてる。俺もサンジと一緒に行くぜ! ……つーか第一、七武海になんか二度と会いたくねぇし!」
フランキーはサングラスを引き上げた。
「俺はガイコツ野郎とそのゾンビとの戦いが気になる。ルフィがモリアを倒せばそれで解決だが、その前に自分のゾンビにどうにかされちまったら元も子もねぇ」
「そこ、俺もつき合うぜ」
ゾロが刀に手を掛けて言う。
「あのガイコツ野郎のゾンビ、伝説の侍なんだろ? どんなモンか興味をそそる」
「よし……。ティオ、道案内任せたぞ」
「(コクン)」
いつの間にか
「それじゃ、私はルフィの手助けをしようかしら。モリアとの一騎打ちがお望みでしょう?」
「おう!」
微笑むロビンを、チョッパーはびくびくしながら見上げる。
「おっ、お前らさっきから簡単に言ってるけど、相手は王下七武海だぞ!」
「だぁいじょうぶだって、クロコダイルとおんなじだ」
「だから! お前殺されかけたの忘れたのかよルフィ!」
「分ぁった分ぁった、あっはっはっは!」
「……絶対分かってねぇだろ~ぉ……」
反撃のチーム編成は決まった。
モリア討伐班は、ルフィ、ロビン、チョッパー。
ブルック援護班は、ゾロ、フランキー、ティオ。
ナミ救出班は、サンジ、ウソップだ。
「んじゃあコレ、お前らに1つずつ渡しとくからな」
言って、ウソップは小袋を1人1つずつ投げ渡す。
「俺様特製、ゾンビ昇天ソルトボールだ」
「あぁ、お前さっきコレ作ってたのか。細かいことさせたら右に出るモンいねぇな」
「はぁ……大体なぁ、危機感のねぇお前らに一番大事なこと言っとくが、ここがいくら霧の深い海とはいえ、日の光が全く差さねぇって保証はねぇんだ! 今は夜中だからまだいいが……つまり、日の昇る夜明けが、最悪のリミットだと思え! いいな!」
「あぁ、確かにそうだ。夜明けまでメシ食えねぇなんて最悪だ!」
「いや、メシじゃなくてだな……」
「俺たちに喧嘩売ったこと、絶対に後悔させてやる! 行くぞお前ら!」
「「「 おう! 」」」
メシとナミと影。
3つの目的に向かって、一味は走り出した。
→ 28. 反撃開始
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