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27. スリラーバーク
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ネ ガ ティ ~ ブ
ネ ガ ティ ~ ブ
ネ ガ ティ ~ ブ
ネ ガ ティ ~ ブ
「んぁ、何か聞こえんぞ?」
「「「?」」」
一行は、一旦立ち止まった。
"ネガティブ"を連呼する謎の声の主を探し、耳を澄ませる。
「あっ、いたー!」
ルフィが指さす先。
見れば、サニー号にも現れたことのあるゴーストが、木々の合間から出てきた。
「よっしゃァ! ゴーストだぁぁ!」
ルフィは網を構えてケルベロスの背に立つ。
「見ろ! 踊りながら増えてくぞ!」
相変わらず"ネガティブ"を連呼しているゴーストは、3体ほどに増えた。
サンジがタバコの煙を吹く。
「感じの悪い掛け声だな」
ルフィは満面の笑みで、網を振るった。
「捕まえて飼ってやる! ぅおりゃ!」
"スカッ"
……当然、網は霊体をすり抜ける。
「ンのやろっ、おらァ! これでどうだ!」
『ホロホロホロホロ~』
何度も網を振るけれど、ゴーストは1匹たりとも捕まえられない。
フランキーがサングラスを引き上げた。
「ほ~、完全に霊体か……んじゃあ」
ゴゴゴッと体内にエネルギーを溜める。
「フレッシュ・ファイヤー!」
"ゴォッ!"
ゴースト目掛けて、火を吹いた。
しかし……
『ホロホロホロホロ~』
効果は無いようだ。
「ダメか、効かねぇ」
"スル~"
ゴーストの1体が、フランキーの体をすり抜けた。
途端……
「まったくダメだ……今週の俺は何をやってもダメ……もう生きてく自信がねぇ……世界中からブーイングが聞こえる……」
フランキーはその場に膝をついてしまった。
サンジが目を剥く。
「どんだけ落ち込んでんだテメェは!」
一方、ルフィは、網で捕まえることを諦め、直にゴーストに飛びついた。
「おりゃあ!」
"スル~"
ゴーストは勿論、ルフィの体をすり抜ける。
と……
「……もし、生まれ変わるのなら……俺は貝になりたい……最低だ。穴があったら埋めて欲しいぃ……」
「だぁから何やってんだよオメェら!」
ロビンが冷静に分析する。
「もしかして、あのゴーストに触ったら、気が弱くなっちゃうんじゃ……」
"ボンッ"と狼から人に戻ったティオが、コクンと頷いた。
「あれ、ほろほろ、の、み、の、ごーすと。さわられる、と、ねがてぃぶ、なる」
「ホロホロの実? ということは、悪魔の実の能力なの?」
「(コクン)」
ティオはゴーストたちを見上げて、小さなため息をついた。
「ちょっと、ざんねん。てんねん、の、ほんもの、あいたかった」
「ふふっ、確かにあれは、人工のゴーストと言った方が正しいのかもしれないわ」
へこたれたルフィとフランキーを一瞥し、ゾロはフンと鼻を鳴らす。
「くだらねぇ。普段から気をしっかり持たねぇから、妙なゴースト如きに心を翻弄されんだよ」
"スル~"
ゾロの体を、ゴーストがすり抜けた。
「……生まれてきて、すいません……」
「もういいっつの!」
「こころ、の、もちよう、かんけい、ない。ばか」
「……すいません……」
「ふふふふっ、何だか、いつもと違って面白いわね」
「いやいや、シャレになんねぇよロビンちゃん……。しっかし、触れねぇし火も効かねぇとなると、一体どうす……ぇえ!?」
サンジはティオを見て目を飛び出させた。
ゴーストとハイタッチのようなことをしている。
「さ、触れるのかい?」
「(コクン) …こつ、いる、けど」
武装色の覇気が使えるティオには、造作もない。
『ホロホロホロホロ~』
ゴーストたちは、遊ぶようにティオとふれあうと、どこかへ飛び去っていった。
しばらくすると、ルフィたちがネガティブモードから復活する。
「んぁ~~~っあンのゴースト! 今度現れたらもう承知しねぇ! 飼うのもやめだ! いらん!」
「弱点は必ずある! 抹消してやる!」
「ははははっ、
「るっせえエロコック!」
「"生まれてきてすいません"って、あははははははははっ!」
「「「ワゥ~ン」」」
「ぞろ、けるべろす、にも、わらわれてる」
「顔見りゃ分かるわ! 黙ってろ!」