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21. ゾロ VS カク
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"ガッ、ガッ、キィンッ!"
カク&ジャブラVSゾロの、ほぼ2対1の交戦が続く。
「ぅおえっ……ゾロ君、酔ってきたんだが……」
「船乗りが何言ってやがる」
「だからわたしは狙撃の島から来たヒーローだと言っているだろう! ……し、親友のウソップ君は船乗りだが……」
「馬鹿言ってねぇで刀ちゃんと持ってろ」
「あぁ~っチョッパー! 早く来てくれぇ!」
……そげキングの願いは、別の形で叶った。
"ドゴォッ!"
いきなり部屋の壁が崩れた。
「ウオオオォォォォッ!」
耳をつんざくような叫び声と共に、超巨大な生物が現れる。
ティオは思わず耳を塞いだ。
そげキングが、これでもかと目を飛び出させる。
「んなっ、何だこの怪物はぁ!」
ティオは見聞色の覇気を広げ、目を見開く。
「……ちょっ、ぱー…」
「ぇ、はぁ!? どういうことだティオ!」
「ウオオオォォォォッ!」
"ドゴォッ!"
巨大な腕が振り下ろされる。
「ぅおわっ、危ねぇっ!」
「おいチョッパー! 何で俺たちを攻撃するんだよぉ!」
ティオはチョッパーを見つめ、覇気を司法の塔全体へと広げた。
……何があったのだろうか。
バスターコールが掛かったことに気を取られて、全体を把握する余裕がなくなっていた。
……探ってみると、クマドリ、フクロウ、カリファが戦闘不能になっている。
「……う、そ……」
CP9を3人も倒してしまうなんて。
いよいよ、本当にこの島から脱出できる希望が持ててきた。
(ちょっぱー、たたかってた、の、くまどり……)
数分前、チョッパーはクマドリと戦闘中だったはず。
おそらくその中で何かがあったのだろう。
今のチョッパーからは自我が感じられない。
ただ衝動的に動いているだけだ。
……体に相当な負担がかかっているのか、生命力がどんどん枯渇しているように思える。
ティオはゾロとそげキングに向かって声を張り上げた。
「いま、ちょっぱー、いしき、ないっ。きをつけてっ」
「意識が無いだと? どういうことだ!」
「かのうせい、は、らんぶるぼーる、の、ふくさよう。ぼうそう、してるの、かも……」
「暴走!? ヤベェんじゃねぇのかそれ!」
「わから、ない……」
「ちょ、ちょっと待てよ? んじゃぁ2番の鍵は……」
「それなら、きっと、だいじょぶ」
「へ……?」
「もうすぐ、くる」
ティオは扉の方へ顔を向けた。
すると、ちょうど……
「お、いたいた……どいてろ、オメェら!」
"ズドォンッ"
フランキーがやって来て、ウェポンズ・レフトをチョッパーに撃ち込んだ。
「なっ、テメェ何しやがる!」
「コイツは俺たちの仲間だぞ!」
「ンなこたぁ分かってる! 黙ってろ!」
フランキーはチョッパーに歩み寄りながら、再び照準を合わせる。
「おいティオ! どういうことだよ!」
「だから、だいじょぶ。……ね?」
尋ねるようにティオが顔を向けたのは、再び扉の方。
「えぇ、問題ないわ」
カンっと床に打ちつけられた、クリマ・タクト。
現れたのは、ナミ。
「お願いね、フランキー」
「あぁ。任せとけ。……加減するから勘弁しろよ?
"ドゴォッ!"
「ウオオオオォォォォッ!」
圧縮された高圧の空気砲を食らい、チョッパーは壁の穴から海へ落ちる。
それを追うように、フランキーも海へ飛び込んでいった。
"ザパーン……"
「な、何を……」
唖然とするそげキングに対し、ナミは口角を上げる。
「大丈夫よ、あたしとちゃんと打ち合わせたの。チョッパーの暴走は、おそらく悪魔の実の能力が関係してる。……なら、一度海に落ちれば力が弱まるでしょ? ちゃんとフランキーが助ける手筈だから、心配しないで? ……それよりも」
ナミはゴソゴソと懐を探った。
やがて取り出されたのは、3本の鍵。
そげキングが目を丸くする。
「んなにぃっ!? もう3本も集まってたのかよ!」
「んっふふ~、あたしがちょっと本気を出せばこぉんなもんよ~」
「……絶対お前だけの力じゃねぇだろ」
ナミはゾロとそげキングを繋ぐ手錠を解除した。
"ガシャン……"
その音を聞き、カクがニヤリと不気味な笑みを浮かべる。
「ようやく釈放か?」
対して、ゾロは獲物を追い詰めた猛獣のような目をした。
「笑ってねぇで後悔しろよ。もう二度と来ねぇぞ? ……今みてぇに、俺を打ち取るチャンスは。……覚悟しろよ? 世界政府」