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15. 海軍本部大将青キジ
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数時間後。
「……」
「……」
「……」
麦わら一味は、甲板でチョッパーの報告を待っていた。
仮死状態で心臓も止まっていたロビンとルフィはもちろん、弱った体で無理をした上に両腕を凍らされたティオも瀕死の状態だった。
3人とも集中治療中だ。
……数分後。
"タタタタ……バン!"
船室の扉が勢いよく開いた。
涙でグショグショの顔をしたチョッパーが、走り出てくる。
「るっ、ルフィど、ロビン……っ、心臓が、動いだっ! ティオも、峠、超えだよぉぉ!」
「「よっしゃあああ!!」」
吉報を聞いた途端、サンジとウソップが船室に走り込もうとする。
「うおおおルフィィィ!」
「ロビンちゅわ~ん! ティオちゅわ~ん!」
チョッパーは慌てて2人を止めた。
「まだダメだ! 入ったらお前ら騒ぐだろ!」
「おい、ドクターチョッパー、俺なにか作るぜ?」
「んなっ……にへへっ……ドクターなんて呼ばれても嬉しかねぇぞコノヤロがぁ。……あ、目が覚めたら、何か体の温まる飲み物がいいよ。あとでみんなをラウンジへ運ぶから」
「了解だ」
サンジは光の速さで作りにかかった。
それを目で追ったゾロは、傍でタオルを拾い集めるナミに訊く。
「船は出すのか?」
「出さないわ。ログはもう取れてるけど、船長がアレだし、今日はここで泊めましょう」
「ふーん」
「……はぁ~~」
ドサッと、ウソップがへたり込む。
「どうした。気が抜けたのか?」
「いや……あんな強ぇのがこの先、俺たちを追ってくんのかなってよ。……今回はティオが追っ払ってくれたみてぇだが、これからもそう上手くいくわけじゃねぇだろうし……俺はただ、バタバタ騒いで終わっただけだ……」
「……寝ろ、馬鹿。疲れてんだよ」
その夜。
麦わら一味は3人の看病も兼ねて、船室に全員集まって眠った。
男たちのいびきが響く。
船室は何だか暖かい気配に包まれていた。
→ 16. 夢とカエルと海列車
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