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15. 海軍本部大将青キジ
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ティオはルフィを庇うように、クザンの目の前に立ちはだかった。
クザンは上げていた足をゆっくりと戻す。
「久しぶりだなぁ。相変わらず体弱ぇみてぇじゃねぇか」
ティオは今にも倒れそうな顔で、ゼェゼェと息を切らせている。
「お前、海賊になったんだって?」
「……」
「元帥が心配してたぞ」
「そんなはず、ない」
「いーや、言っとくが、お前のこと孫みたいに思ってるからな?」
「ほうこく、きげん、2しゅうかん、だった。すぎたら、しんだものと、みなす……」
「ンなの詭弁だ。お前だって薄々勘付いてたろ。期限を過ぎたら死人扱いになるわけじゃねぇ。死体でもいいから政府にお前を持ち帰れって命令が、軍上層部に出る。そういう意味での"死んだものとみなす"だよ」
「……」
ティオは酷い眩暈を堪えて、クザンを見上げ続けた。
「忘れちゃいねぇよな、お前の頭ン中にある情報のことを」
クザンは鋭い瞳で、ティオを見据える。
「世界政府 最高諜報機関
ざわりと、重たい風が駆け抜けた。
クザンは深いため息をつく。
「……なぁ、戻って来ねぇか?」
「……」
「今日まで何があったか知らねぇが、今ならまだ何もなかったことにして戻れる」
ティオは熱に浮かされながらも、冷めた青い瞳で真っ直ぐにクザンを見つめた。
「もどって、また、にんぎょう、するの?」
「……」
話しながら、クザンに近づいていく。
「れきし、いつも、けんりょくしゃに、さゆう、される。それが、どんなに、りふじんでも、どれだけ、おおくの、かなしみ、いかり、はらんで、いても」
ティオはゆっくりと手を伸ばし、クザンの服を掴んだ。
途端、クザンに流れ込むアラバスタの情景。
「くろこだいる、4ねんまえから、うごいてた。なのに、どうして、いまさら、てぃおに、ちょうさいらい、きた?」
「……」
「ほんとは、このまま、くろこだいる、みのがす、つもり、だったでしょ? あらばすた、どれすろーざと、おなじ、なるはず、だった。そしたら、みため、へいわなくに。せいふとしては、もんだい、おおやけに、したくない。ほうって、おきたい」
王下七武海の制度が設けられている以上、クロコダイルの所業は政府の管理下にあるということになる。
そのクロコダイルが悪行を働いていると世間にバレれば、責任問題は政府に問われる。
「なら、てぃおに、ちょうさいらい、きたの、べつの、りゆう」
「……」
「てぃおは、れきし、きおくする、だけ。よくも、わるくも、これから、あらばすたで、おこること、きおくさせるために、てぃお、おくられた。……でしょ?」
ティオは生きた青い瞳をクザンに向けた。
「おかしい、よ―――せかいせいふ」