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15. 海軍本部大将青キジ
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チョッパーが青ざめながら叫んだ。
「たっ、大変だぁ! 早く手当しないと! 凍傷になったら、手足が腐っちゃうぞ! ……ってなに腰抜かしてんだよウソップ! 早く3人を!」
「そ、そそ、そうしたいのは山々だが、か、かかっ、体が動かねぇよぉ、ぉ、おぉ、俺も凍っちまったのかっ?」
「違うって! ビビってるだけだよ!」
「ぎゃああああっルフィ!」
「サンジっ、ゾロー!」
ナミは左を向く。
「ロビンっ、逃げて!」
しかし時すでに遅く……
「いい仲間を持ったなぁニコ・ロビン。……だが、お前はお前だ」
「ち、違うっ、私はもうっ」
恐怖や怒り、その他いろいろな感情が入り混じったロビンは、その場から動けずにいた。
そこに、クザンが覆いかぶさるように迫って来る。
"パキパキパキパキッ"
咄嗟にルフィが叫んだ。
「ロビンっ! 危ねぇっ! 逃げろ!」
「あ……わた、し、は……っ」
"パキパキパキパキッ"
大自然を思わせる凄まじい冷気。
ロビンは一気に全身を氷漬けにされた。
「……な……に……っ」
ルフィが全身の毛を逆立て叫ぶ。
「お前ええぇぇ!!」
クザンは面倒くさそうな目を向けた。
「喚くな。ちゃんと解凍すりゃぁまだ生きてるよ。……ただし、体は割れやすくなってるんで気をつけろ? 割れりゃあ死ぬ。例えば……」
「「なにっ!?」」
クザンはゆっくり拳を振り上げた。
「うわあああああああ!!」
"フォン……ッ"
――――――危機一髪。
「はぁっ、はぁっ、危ねぇっ」
何とか、ルフィがロビンを抱えてよけた。
クザンはルフィを、ロビンごと踏みつぶそうと足を上げる。
"ヒュ……ッ"
「うおおおおおおおおおっ!!」
「ぐぶぉっ」
今度は危機一髪、ウソップとチョッパーがロビンを抱えて走り抜けた。
クザンの蹴りは、ルフィを捉えただけに終わる。
「ウソップ! チョッパー! そのまま船へ走れ! 手当してロビンを助けろ!」
「お、おう!」
「分かった!」
2人はロビンを抱えたまま走り出した。
「つ、冷てぇ!」
「馬鹿っ、ロビンはもっと冷てぇんだよ!」
クザンは大きくため息をつく。
「……ったく、やめた方がいいってのに。その女は助けねぇ方が世のためだ」
クザンはゆったりと2人の後を追い始めた。
その目の前に……
"フォンッ"
ナミのクリマタクトが振り下ろされる。
「お言葉ですけど、そういうのの集まりよ、海賊なんて」
「よく分かってんじゃねぇの、姉ちゃん。どいてくれるか?」
「きゃあっ」
クザンはナミを軽く振り払って先へ進む。
「ナミさん!」
「これ以上好き勝手にさせるか!」
サンジとゾロが揃ってクザンに突っ込んでいく。
……しかし、2人の攻撃が届く前に―――
「待った、お前ら!」
船長の声が響いた。
2人は反射的に止まる。
「お前らは手ぇ出すな」
ルフィは拳を構え、クザンの前に立ちはだかった。
「一騎打ちでやりてぇ。この勝負、俺とお前でケリをつけよう!」
「……まぁ、俺は構わねぇが……連行する船がねぇんで、殺していくぞ?」