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14. デービーバックファイト
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さっそく第1ラウンド。
スタートラインに、ルフィとポルチェが並んだ。
しかし……
「うお、ぁっ、うわあっ」
"ドテッ"
「マジかよ……」
「俺は夢でも見てるのか……」
「あぁ~何も見えない聞こえな~い!」
ルフィの惨状に、麦わら一味は全員目を逸らした。
なんと、ルフィはローラースケートが全く出来なかったのだ。
「テメェ! 出来ねぇくせに2回も出るとか言いやがったのか!」
「しょうがねぇじゃんか! こんなに難しいと思わねぇもんよ! うわぁっ!」
"ドテッ"
「どーすんだコレ……」
「お、おい待て……これって3ラウンド目はめちゃくちゃ重大になるんじゃっ」
青ざめるウソップだが、オーダーは出してしまったのだ。
やるしかない。
審判がホイッスルを吹いた。
「位置について、よ~い……」
"ピーーーーッ!"
笛の音と共に、ポルチェは快調な走り出しを見せる。
対してルフィは盛大に転び、フィールドを大きく凹ませた。
"ズテンッ"
「……嘘でしょ」
「仕方ないわ。私たちでフォローしましょう?」
そうこうしている間に20秒が経過し、妨害・支援メンバーがスタートする。
「ま~し~か~く~」
「んぉ?」
聞こえた声にルフィが上を向けば、重たそうな敵が、その巨体を活かして倒れ込んでくるところだった。
このまま上に乗られたら、ルフィは前に進むどころか動くことすら出来ない。
「ルフィ!」
"ドシャッ!"
一環の終わりか?
そう思ったが、何と巨体は跳ね返った。
"ボヨンッ!"
ルフィが、ゴムゴムの風船で弾き飛ばしたのだ。
「あ、そうだ! 今よ、ウソップ!」
「へ?」
ナミは駆け出し、ルフィを蹴り上げた。
"ボフッ"
ルフィは弧を描いて遠くまで跳ぶ。
「そういうことか!」
このままルフィを蹴り飛ばして運んでいこうということだ。
「なるほどね。……だったら、
意思を汲み取ったロビンが、コースに手を大量に咲かせ、膨らんだルフィを大玉転がしのごとく転がしていく。
普通にローラースケートで滑るより速い。
「いやぁん、何あれっ」
じきにポルチェに追いつくかと思ったが……
「甘い。クククッ……ミラー・ソード!」
"ボフッ"
敵の妨害がルフィを吹き飛ばして、コースアウトさせた。
「ルフィ!」
「だぁ~~……目ぇが回るぅ~~…」
コースアウトは失格だ。
第1ラウンド、勝者はフォクシー海賊団。
ということで、第2ラウンド、ポイントゲッターはナミ。
対するは、先ほどルフィを押しつぶそうとした、マシカクという巨体の男。
「位置について、よ~い」
"ピーッ!"
笛が鳴ると、もちろんナミは鉄砲玉のように飛び出していく。
しかし、敵はカタカタノロノロとキャタピラでナミの後を追っていた。
楽勝!
ナミは口角を上げ、前だけ向いてひた走る。
「……ん、ぅ」
そこでティオが目を覚ました。
身を起こして寝惚け眼をこする。
「?」
聞こえてくる声援。
ローラースケートで滑走するナミ。
今なにが起こっているのだろう。
そう思って見渡していくと、フィールドの端で、ゾロとルフィが何やらやっているのを見つけた。
ティオは半開きの目で歩いていく。
「だぁからそうじゃねぇ。もっと力抜いて立ってみろ」
「ん~、こうか?」
「逆に力入ってんじゃねぇか! 抜けっつってんだよ!」
「うおわっ」
"ドテッ"
どうやらゾロがルフィにスケートの滑り方を教えている様子。
「るふぃ、できない、の?」
「ん、あぁ、お前か」
「お〜ティオ、起きたのか」
「(コクン)」
ゾロはルフィの方へ向き直ってため息をついた。
「どうやらコイツ、スケートの才能がないらしくてな」
「なっ、こんなモン、すぐ出来るようになる!」
「どうだか」
ティオは周りを見渡して現状を把握した。
今は第2ラウンドか。
敵が5人でこちらが4人だから、きっとルフィはもう一度出るために急遽練習しているんだろう。
その間にも、ナミはゴールへ近づいていた。
逆に敵のマシカクは、まだスタートして間もない場所でちんたらしている。
ナミは思わず笑みを浮かべた。
このままゴールしてしまえばこっちのもの。
しかし……
「んふっ、お花催眠~」
「「「!?」」」
「なによ…これ……」
ポルチェの放った催眠ガスにより、麦わら一味はバタバタ倒れていく。
眠らされてしまったのだ。
参加メンバーも、控えのメンバーも全員。