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14. デービーバックファイト
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敵の3人は揃ってティオの方を向く。
「……ぅ、けほっ、けほっ」
ティオは血を吐きながらも震える足で立ち上がった。
そして、自分の方へ向かってくる3人を見据える。
「無茶よ、ティオ!」
「ゾロとサンジでさえやられた攻撃だぞ! そんなモン受けた体で!」
「惨いわね……」
ティオは巨体3人組に取り囲まれるも、諦めはしなかった。
「やめときなって嬢ちゃん」
「今なら優しくゴールしてやるよ? ププッ」
「……あまり、なめ、ない、でっ」
「小せぇのに見上げた根性だ……スリング・タックル!」
「そるっ」
敵は巨体と数を生かしたコンビネーション技を連発してくる。
その動きを覇気で見抜き、
……正直、自分1人であの巨大なボールマンをゴールするのはほぼ不可能だ。
このまま何とか時間を稼いで、ゾロかサンジのどちらかが目覚めるのを待つほかない。
……ティオは必要最小限の動きで相手の攻撃を避け続けた。
「すげぇなあの子……あの3人相手にもう10分以上逃げ回ってるよ」
「でも時間の問題じゃねぇか? そうとう疲れてきてるみたいだし」
「ティオ……」
「くそっ、サンジかゾロが起きてくれりゃ何とか……」
「あっ、危ない!」
「パンク・アタ~ック」
"ドカッ"
「……っ」
"ズドォンッ"
ビッグパンが振り下ろした腕で、地面に叩きつけられる。
体力の限界なのか、だんだん
「はぁ、はぁ……かはっ、ケホ、ケホッ」
震える手足。
滴る血。
それでもまだ立ち上がる。
敵の3人組は呆れ顔で言った。
「おいおい、もうやめといた方がいいんじゃねぇか?」
「ほげー」
「死んじまうぜ? プププッ」
しかし、敵になんか目もくれず、ティオはチョッパーの方を向いた。
チョッパーは戸惑いの表情で呟く。
「ティオ……?」
「……いっしょ、たべる、の」
そう言って、ふっと笑った。
「りんご、あめ」
「ティオっ」
「ククッ、残念だがそれは叶わない……スリング・タックル!」
"―――ドゴッ"
ティオの体が、血飛沫を上げながら木の葉のように舞い上がった。
そのまま緩やかに弧を描いて、ゴールへと飛んでいく。
「ティオーーー!!」
「いやぁ!」
「くそっ」
「ティオ!」