第二話 [将来の夢]
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長野の病院での治療を終えて
宿泊する旅館に着いたはいいが慌ただしく動くスタッフに
リカバリーガールと聖は顔を見合わせると
スタッフの一人に声をかけた
リカ「全く…騒がしいね」
「リカバリーガール!?それにラファエルまで!!」
『何かあったんですか?』
「ちょうど良かった!一人診て頂きたい人がいるんです!」
リカ「…行くよ聖」
『うん!』
スタッフの案内の元、急いで向かうと
ステージの裏側の控室で横になっていたのは
黒いドレスに聖子ちゃんカットの20代女性が
顔を赤くしながら苦しそうに寝ていた
リカバリーガールがスタッフに経緯を聞いている最中
聖は冷静に女性の身体を診察すると
彼女の両手を握りしめた
『私の手を握ってみてくれますか?』
「…っ………」
『…大丈夫そうですね、両膝立てられますか?』
「…ふっ…痛、い」
『何処が痛いですか?』
「あ、頭…首も…動かなくて…痛い…」
『…胸を覗き込むように頭を起こせますか?』
「…っつ!!…で、出来ない……」
『熱も39.5℃ある…リカさん、救急車呼んだ方がいいかも!
多分、髄膜炎だと思うから
ちゃんと病院で検査した方がいいと思うの!』
リカ「そうだね、それまで治療出来るかい?」
『うん、楽になれるようにお熱下げとくね!』
彼女の額に触れて目を閉じると
エメラルドグリーンのオーラが彼女を包んでいく
すると、彼女の手が聖の手を掴んだら
苦しそうな表情で聖を見つめていた
「お願い…っ……ステージに、出なくちゃ」
『…あなたは髄膜炎という
脳や脊髄を覆っている髄膜の部分に感染が起こっていて
すぐに治療しないと後遺症が残って命の危険が高くなります
だから、今は治療に専念して頂かないと…』
「今まで…っ……練習…してきたの…お客さんも……演奏
…楽しみにして、くれ…てる」
『…………』
「お客さん…がっかり…させたく、ないの…っだから」
『…………』
リカバリーガールが戻り聖はゆっくり立ち上がると
彼女に微笑んだ
『…あなたの代わりに私が歌います』
「え…?」
『あなたが大切にしてきた舞台を壊したりは絶対しません
だから…あなたは治療に専念して下さい…ね?』
「…っ…………」
救急隊が来てストレッチャーで運ばれていく彼女を見送ると
聖の背中にオレンジの羽が生えていた
リカ「…聖」
『リカさん…私、彼女の思いを無下にしたくないの
ここは何とかするから、彼女をお願いしてもいい?』
リカ「はぁ…仕方ないさね」
『ありがとう………"アズラエルの選定"』
聖は運ばれた女性と同じ髪型とドレスに変身する
ステージ脇にいた固まってるスタッフからマイクを貰うと
優しく微笑んだ
『…よろしくお願いします!』
