熱砂の策謀家
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『(空気が澱んでる……)』
(アラジン「ジーニーよせ!!」)
(ジーニー「ごめんよ、ご主人交代でね」)
(ジャファー「世界最強の魔法使いジャファーに拍手を
屈辱を味わうがいい!…王子など大嘘、それが真実
仮面ははがれその罰は…永遠の追放
あの世へ行ってしまえ、さらばアル王子!!」)
『…っ…………』
スカラビアの台所で朝ごはんの準備をしていたら
今日の夢の内容を思い出した瞬間
頭痛が強くなって目を閉じた
『(嫌な感じがする……)』
今までの流れだと、寮長さんがオーバーブロットしていたから
もしかして、カリムさんが……?
『…っ、そんなの………絶対にダメ』
フロイド「なにがダメなの~?」
『!?』
後ろを振り返ったらフロイドさんで
慌てて頭を下げて挨拶をした
『おはようございますフロイドさん!お早いですね?』
フロイド「アズールにたたき起こされた…ってか
イルカちゃんこそ何時から起きてたのぉ?
めんどくさい野菜切る作業、全部おわってる~」
『あ…早く目が覚めてしまって』
フロイド「なーんかイルカちゃん顔色悪くね?」
『…そうですか?』
フロイド「…ま、倒れない程度に頑張ってくれればいーや」
『はい、よろしくお願いします!』
フロイド「じゃあ、味付けはじめようか~」
『はい!』
フロイドさんと料理を始めたら、しばらくして
スカラビア寮の1年生達が集まってきて
フロイドさんの指示で料理の準備を手伝ってくれていた
フロイド「あー、そこの小魚ちゃん
それはまだ仕上げの調味料かけてないから運ばないで」
「し、失礼しました!」
「リリィさん、このオーブンに入れてた野菜
焼き上がったんですが…」
『ありがとうございます!それは味付けしてあるので
テーブルに並べて頂いて大丈夫です!』
ジャミル「ちょ、朝食の準備が済んでいる、だと!?
これは、君らがやったのか?」
フロイド「ウミヘビくん、おはよ~そ、オレとイルカちゃん
スカラビアの小魚ちゃんたちが作ったんだ
アズールがさあ、ウミヘビくんを
助けてあげたい~って言うから」
ジャミル「そんっ……そんな、客人を働かせるわけには」
フロイド「別にオレら客ってわけでもなくね?合宿相手じゃん」
ジャミル「でも、カリムは俺が作ったものしかたべないんだ
毒の心配があって…」
『おはようございます、バイパーさん!
こちらカリムさん用の朝食なんですが
一応大丈夫か確認して頂いてもよろしいですか?』
フロイド「そうそう~ウミヘビくん毒味しといてよ
ウミヘビのお墨付きがあれば、ラッコちゃんも食うっしょ」
ジャミル「それは、そうかもしれないが……そういえば
今日の朝のオアシスへの行進の準備は出来ているのか?
いつも朝食は行進の後なのに…」
アズール「その件についてですが
オクタヴィネルの寮長たる僕から
スカラビア寮長たるカリムさんへ改善案を提案しまして」
ジャミル「わ、なんだ急に!?」
支配人さんは、長距離歩行という有酸素運動より
室内で適度な筋トレを行った方が
持久力や筋力改善には大きな効果があって良いらしい
なによりスカラビアの砂漠は熱いから
熱中症の心配があって危険だと話してくれた
「つまり……もうあの行進をしなくてもいい……?」
「やりましたね、副寮長!」
アズール「なにより、朝食を抜くことは疲れやすさや
集中力の欠如を招きやすい、食べ過ぎは禁物ですけどね」
カリム「おはよう、お…もうメシの準備が出来てるのか」
グリム「うひょー!美味しそうなんだゾ!」
ジェイド「今日のフロイドの調子も良いようですね
気分がノらないと味も大変な有様になってしまうのですが」
フロイド「イルカちゃんと頑張って作ったもーん!
ラッコちゃん用はウミヘビくんの毒味も済んでまーす
どうぞ召し上がれ~」
「「「「いただきまーす!」」」」
カリム「おっ、このスープ美味いな!」
フロイド「それはイルカちゃんが
丁寧に味付けしてくれてたヤツね~」
『シーフードたっぷり使ってますので
身体にとっても優しいスープです!』
ジャミル「…………」
*~**~*
朝食のあとは、支配人さんの古代呪文語の授業で
一番大切なのは単語の暗記らしく
暗記が苦手なカリムさんのために
「音読しながらその辺を歩き回る」を提案してくれた
集中力が長続きしないタイプの人にも
オススメの勉強法らしい…グリムに有効かな
古代呪文語の勉強が終わったら
勉強の効率を上げるためにも適度な運動も大切だけど
疲れ果てるほどは逆効果
「模擬試合」はストレス発散もできていい運動になるらしく
さっそく5人ずつに分かれて試合が始まった
自分の力も試せるからなのか、みんな楽しそうだった
お昼は朝と違って全員で作ることになった
支配人さんは必要な栄養素を過不足なく
かつ腹八分目に摂取することが
午後パフォーマンスに影響を与えられると力説していた
カリム「オレもたまには料理してみようかな?
自分で作れれば、毒の心配もしなくていいし」
ジャミル「やめとけ、また怪我をするぞ」
フロイド「んじゃ、ラッコちゃんは鍋かき混ぜる係してよ」
ジェイド「スープを焦がさないよう
しっかり見張っていてくださいね」
『カリムさん、スープを混ぜるときは
底が焦げないように深く…そう、そんな感じです!』
カリム「__出来た!なんだ、オレもスープくらい
作れるじゃないか、あっはっは!」
ジャミル「本当に鍋をかき混ぜてただけだけどな……はぁ」
『…………』
*~**~*
お昼を食べ終えて、談話室で勉強をしている皆さんを横目に
洗濯物を取り込んでアイロンをかけていた
カリム「それにしても、お昼は美味かったな~!」
アズール「十分な食休みを取り、軽く散歩などすると
脳が活性かし、午後の勉強の効率がアップします」
カリム「アズールは本当になんでも知ってるんだな
オレ、よくわからないままがむしゃらに頑張ろうとして
寮生たちに無理させちまってたのかもな
同じ2年生寮長だってのに、オレは未熟者だ…」
アズール「間違いは誰にでもあります
バケーションはまだ半分を過ぎたばかり
これから取り戻していけばいいじゃありませんか」
スカラビア寮生さんたちの嬉しそうな様子にホッとすると
支配人さんがカリムさんに声をかけていた
アズール「スカラビアのみなさんは占星術や古代呪文語が
得意な方が多いのですね」
カリム「砂漠の魔術師は「先読み」を得意としていたから
そういう魂の資質を持った生徒が集まりやすいらしい
オレはどっちも得意じゃないんだけどな、あっはっは!」
アズール「砂漠の魔術師は、自然エネルギーが必要とさせる
占いを人工的な装置を用いて成功させたと聞きます
占星術が他の魔術に比べて体系化が早かったのは
先進的な考えを持つ彼の功績も
大きかったのではないでしょうか」
カリム「へぇ~やっぱ、グレート・セブンってすごいぜ!」
『(人工的な装置って……もしかして)』
アズール「……おや、もうすぐ3時だ
もう少し勉強をしたら休憩をとりましょう」
ジェイド「お茶を準備してきましょうか?」
『!そしたら私が、』
アズール「いえ、僕が準備しましょう
一番課題が進んでいますし、それにリリィさんも
まだ仕事が残っていますのでお気になさらず続けて下さい」
ジャミル「俺も手伝おう」
アズール「それは助かります、では行きましょうか」