PROLOGUE
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次の日
昨日の大雨がウソみたいな晴れやかな晴天なのに
心は沈んだままだった
『……夢じゃない…よね』
近くのソファーに寝てるユウくんとグリムを見つめて
ため息をつくと頬を叩いて気合いを入れ直した
私が沈んでたらユウくんだって不安になるだろうし
ここは年上の私が元気な姿を見せてあげなくちゃ
『…よーし、頑張るぞー!』
「ヒッヒッヒ…お前さんたち、今日は
学園の掃除をしないといけないんじゃなかったっけ?」
『……きゃあああああ!!!!』
「うぅ!!」
グリム「…うるさいんだゾ~」
いきなりのゴーストに
思わずユウくんに飛び付いてしまった
ゴースト「お前たち、今日からここに住むんだって?
悪戯しがいがあるってもんよ、ケッケッケッ!」
グリム「くそ、いつか追い出してやるんだゾ!」
「おはようリリィちゃん…大丈夫?」
『だ、大丈夫……おはようユウくん』
いきなりお腹を押し潰してしまったのに
怒りもしないで優しく微笑んでくれるユウくんに
深く頭を下げたら学園長先生が勢いよく扉から現れた
クロウリー「おはようございます、三人とも!
さっそくですが、本日のお仕事は学園内の清掃です
…といっても学園内は広い、魔法なしで
全てを掃除し終えることは無理でしょう
ですので、本日は正門から図書室までの
メインストリートの掃除をお願いします
いいですか、ユウくんにリリィさん
昨日のような騒ぎを起こさないよう、グリムくんを
しっかり見張っていて下さいね」
『分かりました!二人とも、今日から頑張ろうね♪
えい、えい、おーー!!』
グリム「…何かあいつ、テンション高くねぇか?」
「そうだね!」
クロウリー「スットプですリリィさん…大丈夫だと思いますが
くれぐれも学校内に入ったら注意して下さい
あなたは"女の子"なんですからね!」
『女の子だと何かご都合が悪いんですか?』
クロウリー「おや、言ってませんでしたかね?
ここナイトレイブンガレッジ魔法士養成学校は
全寮制の"男子校"ですよ」
『……えぇ!?』
*~**~*
『…………』
グリム「おいユウ、あいつのさっきまでの元気は
何処にいったんだ?」
「男子校ってのが、よっぽどショックだったんだね…」
『…はぁ~……』
メインストリートに向かって歩いてる私の足取りは重かった
まさかの男子校だったなんて…
しばらく歩いてると、グリムが私の服を引っ張ったから
足を止めてグリムを見つめると
グリム「昨日はよく見えてなかったけど、この石像は誰だ?
7つあるけど、なんかみんなコワイ顔
このおばちゃんなんか、特に偉そうなんだゾ」
『え_____』