熱砂の策謀家
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(『乾いた…砂漠?』)
(「遅かったな」)
(「苦労して手に入れたんですぜ?」)
( 「私を信じろ、小悪党め……よし、追うんだ!
ついに永年の夢がかなう、魔法の洞窟だ」)
(「魔法の洞窟…?」)
(「いいか、ランプを持ってくるのだ!」)
*~**~*
今日は秋学期の締めくくりで
先生達のお手伝いを終えて学園長先生の所に向かっていた
さすが世界屈指の魔法士養成学校なだけあって
宿題も多くて大変そうだ
明日から学園は「ウインターホリデー」冬の長期休み
ほとんどの生徒は実家に戻って年越しを家族と祝うのだと
ゴーストさん達と話していた時の
グリムの言葉を思い出していた
(「グリムの家族は?」)
(グリム「オレ様の家族…?うーん、よく覚えてねぇんだゾ
気がついたら1人で腹減らしてた気がする
すげー寒くて、ずっと誰かが迎えにくるのを待ってたような
それで……その後どうしたんだっけ?よく思い出せねぇな
まっ、オレ様は過去は振り返らねぇ主義なんだゾ!
過去より未来!なにせもうすぐ
リッチな大魔法士になるんだからな!」)
(『…それじゃあ、今年は私達と暖炉を囲んで
美味しいものいっぱい食べようね!』)
(グリム「やっほ~い!ホリデーが楽しみなんだゾ!」)
『…もし私達が元の世界に帰っちゃったら
グリム悲しむかな?』
グリムの嬉しそうに腕を上げる姿や
そんなグリムを優しく見守ってた
ユウくんやゴーストさん達を思い出す
でも、いつも最後に思い出すのは……
『…陽翔』
彼の笑顔を思い出して胸が苦しくなったけど
誤魔化すように学園長室に急いで向かった