荒野の反逆者
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
サバナクロー寮 グラウンド場
ラギー「はー……はー……レオナさん、やりましたよ!
中継見てたッスか?」
レオナ「ああ、上出来だラギー…あばよマレウス
今年の王の座は俺がもらう」
「「王様バンザーイ!!」」
リドル「話しは聞かせてもらったよ」
ラギー「!?」
レオナ「…これはこれは、ハーツラビュルの皆さんがお揃いで
それにそこにいるのはウチの1年坊じゃないか
ハーツラビュルに転寮したのか?」
ジャック「俺はただ、今のあんたたちと
肩を並べたくねぇだけだ」
リドル「伝統ある試合を汚す行為
"厳格"をモットーとするハーツラビュル寮の寮長として
見逃すわけにはいかない」
レオナ「あのなぁ、お坊ちゃんがた
正義のヒーローごっこはよそでやってくれないな?」
ラギー「わざわざ敵のまっただ中に
少人数で乗り込んでくるなんて、酔っちゃってるッスねー!」
「レオナさん、やっちまいますか?」
レオナ「フッ、軽く遊んでやれ」
いきなり殴りかかってきたサバナクローの寮生さんを
どんどん倒してくエースくんにデュースくん
特にリドルさんの魔法はすごくて
リドル「オフ・ウィズ・ユアヘッド(首をはねろ)!」
「ぐっ……っ、強ぇえ……寮長クラス、ハンパねぇ……」
リドル「ふん、口ほどにもない…エース、デュースまだやれる?」
エース「全然ヨユー」
デュース「もちろんです!」
レオナ「チッ…やっぱりこいつらじゃリドルの相手は無理か」
ラギー「シシシッ!でも、こんなことしてたって
どうせディアソムニアのヤツらはもう手遅れッス!」
「ほほう?それは興味深い話じゃ」
__ドクン
『(?今、胸が……)』
「誰が手遅れだと?」
「このとおり、俺たちディアソムニア寮の選手には
怪我ひとつない、そいつらのお陰でな」
ラギー「えっ!?あれっ!?お前らはさっき
群衆に飲み込まれたはず……」
ケイト「ざーんねん!あれはオレのユニーク魔法
"スプリット・カード(舞い散る手札)"で増えて変装した
オレくんたちでした!」
レオナ「…なんだと?」
ケイト「オレ、ディアソムニアの寮服
ちょっと憧れてたんだよね~、着られてラッキーみたいな♪
後でマジカメにあげよっと」
「なんじゃ、そういうことなら
わしの寮服も貸してやったのに」
ケイト「うーん、リリアちゃんのは
オレにはちょっとキッツいかなぁ……」
レオナ「オイ、この茶番はどういうことだ?」
リリア「リドルから話を聞いてな、ひと芝居打たせてもらった」
ラギー「じゃ、じゃあ……マレウスは?」
セベク「もちろんご健在だ、先ほどの群衆の混乱も
全ての人間をコロシアムまで安全に魔法で誘導して下さった
感謝しろ!」
ラギー「そ、そんなのアリッスか!?」
レオナ「…………あーもういい、やめだやめ」
『え?』
あの人の一言にサバナクロー寮生が
氷ついたように動かなくなると
ラギーさんも顔をひきつらせながらあの人に声をかけていた
ラギー「ちょ、レオナさん?それってどういう………」
レオナ「バーカ、マレウスが五体満足で試合に出るなら
俺たちに勝ち目があるわけねぇだろうが
そんな試合に出たって意味ねぇよ、俺は降りる」
ラギー「そ、そんな!マレウスはともかく
他寮の有力選手はみんな潰してきたじゃないッスか
なのに、レオナさんがでないなんて
3位にだってなれるかどうか
…オレたちの夢はどうなるんスか?」
レオナ「どれだけ世界が注目していようが所詮は学生のお遊びだ
お前らが目ぇキラキラさせて夢語ってんのが可笑しくて
少し付き合ってやっただけだろ」
ラギー「なんで……オレたちで、世界を
ひっくり返すんじゃなかったんスか!?」
レオナ「キャンキャンうるせぇな
…じゃあ本当のこと教えてやるよ
お前はゴミ溜め育ちのハイエナで
俺は永遠に王になれない嫌われ者の第二王子!
何をしようが、それは覆ることは絶対にねぇ!」
ラギー「ふ……ふざけんなよ!!なんだよそれ!?
ここまできて諦めるなんて……っつ!!」
『(ラギーさん……)』
ラギーさんの悲痛な叫びに胸が苦しくなる
他の人達も悲しそうにあの人に叫んでいた
「そりゃあないぜレオナさん!!」
「ブン殴ってでも試合に出てもらうぜ!」
レオナ「あぁ……面倒くせぇ、黙れよ雑魚ども!」
『______』
__ぴちゃんぴちゃん