荒野の反逆者
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ローズハートさんの部屋に案内されて
座るように促されたので座って待っていると
しばらくしてローズハートさんが声をかけてくれた
リドル「…キミが女性だと聞いて正直驚いた」
『私って…そんなに女性らしく見えませんか?』
リドル「ち、違う!!今思うと確かに思い当たる節はあった
でもまさか、男子校に女性がいるとは思わないだろ?
先生も全員男性だったしね…」
『そうですね…でも、私は生徒じゃないですから
女性だとバレても特に支障はないと思います』
リドル「だとしてもだ、キミは時々大胆な行動や発言をして
驚かせるから心配になる」
『ふふふ、ローズハートさんは本当に優しいです』
リドル「…なんで」
『?』
リドル「なんでボクの事は……名前で呼んでくれないの?
ケイトとトレイは名前で呼んでるのに」
『「ケイト」と「トレイ」って名字じゃないんですか?』
リドル「………は?」
『私てっきり名字かと思っていました!
でもデュースくんはトレイさんのこと
「クローバー先輩」って言ってたから
クローバーが名字だったんですね…ど、どうしましょう
後で馴れ馴れしく名前呼びしてた事を謝罪しに』
リドル「…っ、ふふふ」
ローズハートさんを不思議に見つめていると
涙を浮かべながら私に微笑んでいてくれた
リドル「大丈夫だ、彼らはそんな事気にしていないさ」
『そ、そうでしょうか……』
リドル「それよりも、一つお願いがあるんだ」
『?』
リドル「……ボクの事もリドルと呼んではくれないかい?」
『…………』
リドル「…どうかな?」
『…それなら私からも一つお願いしてもいいですか?』
リドル「なんだい?」
『今度、イチゴのタルトを作ってくれませんか?』
リドル「!…もちろん構わない」
『ありがとうございます、リドルさん!』
リドル「……ああ」
*~**~*
リドルさんと中庭に着いのはいいんだけど
…何故か皆が長身の双子さんに追いかけられていた
「あ~~~~金魚ちゃんだ~~~~!!」
リドル「!?に、逃げようリリィ!」
『きゃ!?(金魚ちゃんってリドルさんの事?)』
リドルさんに手を引かれて双子さんから逃げきったら
いつの間にかメインストリートに着いていて
大きく息を吸いながら呼吸を整えていた
グリム「はぁ、はぁ……怖かったんだゾ
なんなんだ、アイツら?」
リドル「ボクに聞かないでくれ、1年の頃から
あの2人は得体が知れなくて苦手なんだ」
ケイト「あの2人は攻撃したら報復が怖そうなカンジだね」
エース「オレなら狙わないかな」
リドル「大丈夫かいリリィ?」
『はぁ、はぁ…っ、久しぶりに…はぁ…こんな
全速力で…はぁ…は、走りました!…リドルさん
ぜ、全然呼吸乱れてませんね?…はぁ…さすが、です!』
リドル「…ま、まぁ…これくらいどうってことない」
ケイト「おやおや~リドルくん?何か嬉しそうだねー♪」
リドル「べ、別にそんなことない!」
エース「…そんな事より、次どこに行きます?」
ケイト「じゃあ、そろそろ日が暮れそうだし
次は本日最後のけーくんチェック
サバナクロー寮のジャック・ハウルくん、1年生
運動神経抜群で、ありとあらゆる運動部から
スカウトが殺到してるって噂」
デュース「この時間ならもう寮に戻ってるかもしれないな」
リドル「ああ、もう5時か…ハートの女王の法律第346条
"午後5時以降は庭でクロッケーをしてはならない"
ボクはいったん寮に戻るよ
目を離すとルール違反をするヤツがいるからね」
グリム「ちったぁ丸くなったかと思ったのに相変わらずなんだゾ」
リドル「うっ…こ、これでもだいぶ、かなり、ルールを
緩くしてるつもりだけど」
ケイト「うんうん、前よりかなーり優しくなったよね
真面目な所もリドルくんのいいとこだよ♪」
リドル「そんな訳だからボクは戻るけど…リリィにユウ
サバナクロー寮は好戦的な輩が多いから注意するんだ」
「は、はい!」
『わかりました!お勤め頑張ってきて下さい!』
リドル「…あとは頼んだよケイト」
ケイト「まかせてリドルくん♪」