荒野の反逆者
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そのままオンボロ寮に戻ってきてしまって
また植物園に戻らないといけないって分かってるのに
またあの人がいたら怖いなって思って戻れないでいたら
ゴーストさんに声をかけられた
「グリ坊のやつ宿題のノート忘れちまってるぜ?」
『た、大変…私届けてきます!』
ゴーストさんからノートを貰って
ナイトレイブンカレッジに向かった
もうお昼の時間だから、いるとしたら大食堂かな?
*~**~*
お昼の時間帯になるといつも食堂は混んでいるけど
今日はいつもの比にならないくらい混んでいて
不思議に思ってたら、ユウくんとグリムを見つけて
声をかけようとした時
二人の側にエースくんとデュースくんがいて足が止まった
『(女って知ってから…二人がよそよそしいんだよね
あ、エースくんは前からか)』
私はユウくんやグリムみたいに学園の生徒じゃない
学園に来るとしても掃除や先生達のお手伝いをしたり
図書室で調べものをしている時だけだから
学生さんに話しかけられた事もなかった
それにここの学生さん、顔面偏差値がすごく高くて
私よりキレイで可愛い顔した人たちがいっぱいいたから
私を女って気づく人の方が珍しいと思う
『(もし女って事がバレて男の子達から
好奇な目に晒されても……私は)』
グリム「お、リリィじゃねーか!!」
エース・デュース「「!?」」
『…お疲れ様、ユウくんにグリム!』
「!…もしかしてそれ、グリムの宿題!?」
『うん♪』
「お昼食べたら取りに戻ろうと思ってたから助かったよ!」
グリム「なんでぃ、食いもんじゃねーんだゾ」
「もうグリムは…ありがとうリリィちゃん」
『ううん!…エースくんとデュースくんもお疲れ様!』
デュース「え!?お、お…っかれ!!」
エース「…お疲れさーん」
『それじゃあ4人とも、午後の授業頑張ってね!』
グリム「おう!」
「うん!」
エース・デュース「「…………」」
食堂から出て思ったのは楽しそうに食事をしていた4人の姿
ここが共学だったら女子生徒さんと
色々お話し出来たのかなって想像したら寂しくなって
勢いよく頭を振るとあの人がいないことを願いながら
植物園に向かった
グリム「お前ら…リリィによそよそしいんだゾ!」
「本当に」
デュース「だ、だってあいつが!!…っ、女だったなんて
ど、どんな風に話したらいいか、分からないんだ!!」
エース「ピュアかよ」
デュース「し、仕方ないだろ!?
女子と話したことなんてねーんだから!!」
「…まぁリリィちゃんは大人だから
怒ったりとかはしないだろうけどさ
二人とももう少し態度改めてよね」
デュース「わ、分かった……」
エース「へーへー」