真紅の暴君
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ローズハートさんに明日の午前中
また来て欲しいと言われて自分の寮に戻ったら
ゴーストさん達と一緒に掃除をしてた時
ローズハートさんを見る
ハーツラビュル寮の人達を思い出していた
『なんか……怯えてるみたいだったな』
ハートの女王の法律を守らないと
首をはねられるって言ってたけどいくつ法律があるんだろ
そんな事を思ってたら、二人が帰ってくる時間で
急いで夕飯を作る準備をはじめた
(「私の薔薇をよくも汚したね、さあ覚悟おし!」)
(「女王様どうかお助けを!悪いのはあいつで____」)
(「私のせいじゃない、エースのせいです!」)
(「お前かね?」)
(「いえ、2です!」)
(「2の仕業?」)
(「違います!3です!」)
(「もうおやめ!3人の首をはねよ!」)
(「ワ~~~~!!!!!」)
(「…色を間違えたんじゃ、首をはねられても仕方ない」)
(「…赤と白を間違えるなんて、とんでもないことだ」)
『(…何で誰も女王様を止めないの?)』
『…あんなリアルなアリスの夢、初めてだな』
そんな事を思いながら
ユウくんとグリムとエースくんの朝食を置いといたら
ハーツラビュル寮に向かった
朝7時にローズハートさんの部屋に来て欲しいと
言われていたのでぴったり7時に
部屋のドアをノックしたら
ローズハートさんの声に返事をして中に入った
リドル「よろしい、7時ピッタリだね」
『おはようございますローズハートさん、今日は何を?』
リドル「パーティー用の衣装がすこし解れてしまってね
直すことは出来るかい?」
『分かりました、衣装拝見しま……』
リドルさんが渡してくれた衣装は
やっぱり赤と黒と白を基盤とした衣装で
『とっても可愛くてカッコいい衣装ですね!』
リドル「…そうかい?」
『すぐに直してみせます!ええ直ぐに!』
リドル「…………」
準備してくれてた針に糸を通して縫っていくと
視線を感じて前を向いたらローズハートさんと目が合ったのに
すぐに逸らされたけど衣装を縫いながら
ローズハートさんに聞いてみた
『ローズハートさん、ハートの女王の法律って
いくつまであるんですか?』
リドル「全部で810条だ」
『…810!?寮の皆さんそんなに覚えられるんですか?』
リドル「どうだろうね、でもボクは覚えている
ハートの女王の法律は絶対だ、規律違反は許さない」
『そう、なんですね……はい、出来ました!』
ローズハートさんに衣装を渡したら満足そうに微笑んでいた
リドル「…そうだ、君もなんでもない日のパーティーに
参加してくれてかまわないよ」
『い、いいんですか!?』
リドル「君の今までの仕事ぶりは素晴らしかったからね
是非パーティーを楽しんでいってくれ」
『ありがとうございます!』
まさかなんでもない日のパーティーに参加出来るなんて
すごく楽しみだなって想像してると「行くよ」と
声をかけてくれたローズハートさん
赤と黒の裏地のマントを翻しながらスタスタと
姿勢正しく歩くローズハートさんの後ろを急いで追いかけた
*~**~*
ローズハートさんに案内された席に座ったら
盛大な拍手の中、ローズハートさんが優雅に登場すると
周りを見渡しながら席に座った
リドル「うん、庭の薔薇は赤くテーブルクロスは白
完璧な"何でもない日"だ…ティーポットの中に
眠りネズミは入ってるんだろうね?」
『(ネズミってあのネズミ!?)』
トレイ「もちろん、もしもの時の鼻に塗るジャムも万全です」
リドル「よろしい」
『(ほ、本当にネズミがいるんだ……会いたい!!)』
目の前にあるポットをガン見してると
ハーツラビュル寮の正装を着ていた
エースくんとデュースくん
二人とも似合ってるなって微笑んだら
乾杯をするらしくて、急いで目の前にあったコップを持った
リドル「では、誰の誕生日でもない
なんでもない日を祝して…乾杯!」
「「「「「乾杯!」」」」」
『(…あ~なんでもない日、万歳♪)』
なんでもない日をお祝いする「誕生日じゃない日のうた」を
頭の中で歌っていたら
エースくん達がロースハートさんの前にケーキを渡していた
『(ケーキ間に合ったんだ!)』
ハートの女王の法律・第53条で
「盗んだものは返さなければならない」らしく
ケーキを一生懸命作ったんだって
ユウくんとリドルが楽しそうに話してるのを
思い出してたら
リドル「マロンタルトだって!?信じられない!」
ローズハートさんの大声に驚いて振り返ったら
腕を組ながらエースくんを真っ直ぐ睨んでいた