真紅の暴君
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リドル「…ふうん?ボクって激ヤバなの?」
エース「そーだよ、厳格を通り越して
ただの横暴だろ、こんなん」
デュース「エース!後ろ!」
エース「…でぇっ!?寮長!!」
「おっと、リドルくん!今日も激ヤバなくらい可愛いね~♪」
リドル「ふん、ケイト…あまりおしゃべりが過ぎると
そのよく回る口ごと首をはねてしまうよ」
「いやいや、勘弁してよ~!」
『(あのオレンジの髪の明るい人がケイトさんか…)』
少しチャラチャラしてる感じだけど
この空気を一生懸命和ませようとしてくれてた
グリム「ふな"っ!?コイツ、入学式で
オレ様に変な首輪をつけたヤツだゾ!」
リドル「キミたちは、昨日退学騒ぎになった新入生か
人のユニーク魔法を「変な首輪」呼ばわりするの
止めてくれないかな」
『(ユニーク魔法?)』
リドル「まったく、学園長も甘い
規律違反を許していてはいずれ全体が緩んで崩れる
ルールに逆らったやつはみんな
ひと思いに首をはねてしまえばいいのに」
エース「顔に似合わず、言うことこっわ……」
『(た、確かに……)』
リドル「学園長はキミたちを許したようだけど
次に規律違反をしたらこのボクが許さないよ」
エース「……あのー、ところで寮長
この首輪って……外して貰えたりしませんかね?」
リドル「反省しているようなら
外してあげようかと思っていたけど、先ほどの発言からして
キミに反省の色があるようには見えないな
しばらくそれを付けて過ごすといい
心配しなくても、一年生の序盤は魔法の実践より
基礎を学ぶ座学が中心だ
魔法が使えなければ昨日のような騒ぎも起こさなくて
ちょうど良いだろう?
さあ、昼食を食べたらダラダラしゃべっていないで
早く次の授業の仕度を、ハートの女王の法律・第271条
"昼食後は15分以内に席を立たねばならない"
ルール違反は……おわかりだね?」
エース「はぁ、また変なルール……」
リドル「返事は「ハイ、寮長!」」
エース・デュース「「ハイ、寮長!」」
リドル「よろしい」
緑の髪に眼鏡をかけた優しそうな男の人が
ローズハートさんに声をかけていた
「まあまあ、俺がちゃんと見張っておきますから」
リドル「……フン、キミは副寮長なんだから
ヘラヘラしてないでしっかりしてよね
ボクはハートの女王の法律・第339条
"食後の紅茶は必ず角砂糖を2つ入れた
レモンティーでなければならない"を守るために
購買に角砂糖を買いに行かなきゃならないから、これで失礼
……行くよ、リリィ」
『あ、はい!…二人とも授業頑張ってね!
とくにグリム、授業サボろうとしたらダメだよ!』
グリム「(ギクッ!?)わ、わかってるんだゾ……」
「(初日から授業サボろうとして脱走したくせに……)」
__ぴちゃん
『?』
ローズハートさんの後ろを追いかけてたら
「ぴちゃん」と水が落ちたような音がして振り返ったけど
もちろん水なんて近くに見当たらなかった