Episode03
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放課後の帰り道
帰る前にルナに案内されたのは
うさぎちゃんがよく遊びに連れてってくれるゲームセンター
セーラーVゲームを楽しんでるうさぎちゃんに微笑んでたら
ルナからうさぎちゃんがセーラー戦士だって事を聞かされた
『(最初は驚いたけど…でも、嬉しかったな)』
うさぎちゃんとならコミュニケーションも問題ないし
気心知れてる人の方が素直に嬉しいって思えたから
仲間探しも頑張ろうって気持ちを引き締めながら
角を曲がった瞬間
『きゃ!?』
「おっと!」
『!…あ、あなたは』
誰かとぶつかって倒れそうになった私の腕を掴んでくれたのは
昨日うさぎちゃんの投げた答案を見て
「勉強しろ」って答案を投げ返した男の人だった
「…昨日お団子頭と一緒にいた」
『あの、小森宇宙といいます
港区立十番中学二年生です』
「俺は地場衛、元麻布高校の2年生だ」
『地場衛さん……』
ゆっくり手を離してくれた地場さんの手の温かさに
掴んでくれた場所を無意識に触っていた
地場「すまない、痛かったか?」
『い、いえ…むしろよそ見していてすいません
助けて頂いてありがとうございました』
地場「…本当にあのお団子頭の友達か?」
『え?』
地場「お団子頭の友達にしては礼儀正しいと思ってさ」
『…それなら、初対面の人に「もっと勉強しろ」だなんて
少し失礼かなって思いますけど…』
地場「…それもそうだな」
『…ふふふ』
地場「…………」
地場さんとのやり取りが少し可笑しくて笑ってると
視線を感じて顔を上げたら
地場さんのキレイな群青色の瞳から目がそらせなくなった
地場「…君は笑ってる方がいい」
『…………』
今までそんな事を言われたことがなくて
どんな反応をすればいいか分からなくて俯いたら
お団子頭を優しく叩かれて歩き出した地場さんを見つめると
地場さんが私に振り返って手を上げてくれた
地場「気をつけて帰るんだぞ?」
『_____はい!』
地場さんの笑顔に胸がドキドキして苦しいのに
嬉しい気持ちが込み上げてくる
もしかして私…地場さんの事が
もう一度地場さんを見たくて顔を上げたら
地場さんの姿は見えなくなっていた
Episode03 End