Episode16
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バルコニーで星を眺めていたら
扉のノックの音に返事をすると現れたのはレイジさんだった
レイジ「今話しかけても大丈夫ですか?」
『はい』
レイジ「明日は月に一度の晩餐会です
寄り道せずに帰ってきて下さい」
『分かりました』
レイジ「…………」
『…レイジさん?』
レイジ「…何か悩んでいるのですか? 」
『表情にでてましたか?』
レイジ「私が質問しているのです、答えなさい」
『…………』
空を見上げたら半分かけてる月を眺めながら
昨日の出来事を思い出していた
『皆の記憶が戻って嬉しいのに
また戦いに巻き込んでしまって
…心から喜んでいいのか、少し複雑な気持ちです』
レイジ「…………」
ふと、隣から気配を感じて横を向いたら
レイジさんも半分かけた月を見上げていた
レイジ「…申し訳ないと思うなら、強くなりなさい」
『…………』
レイジ「知識を身につけ強く誇り高くなるのです
そうすれば誰も文句など言ってきません」
『…レイジさんは、そうやって強くなられたんですね』
レイジ「!」
レイジさんの言葉に納得したら
自然と元気が出てレイジさんに頭を下げてお礼を言った
レイジ「別に、礼を言われる筋合いはありません」
『そんな事は』
レイジ「私の用件は以上です」
『…はい、おやすみなさいレイジさん』
レイジ「…………」
空を見上げたら、気持ちを新たに決意する
強くなるんだ…もっと皆を守れるくらいに強く
*~**~*
放課後
委員会の仕事を終わらせて急いで帰っていた時
後ろから声をかけられて振り返ったら
銀河先輩だった
『こんにちは先輩…あの、私に何かご用ですか?』
清十郎「…明日、僕に付き合ってくれませんか?」
『え?』
先輩が渡してくれたチラシには
『…バーチャル…リアリティ…シアター?』
清十郎「どうかな?」
『…………』
この前のアヤトさんの言葉が本当なら
確かめる価値はあると思う
『…分かりました、是非ご一緒させて下さい』
清十郎「本当かい!?」
『はい!』
清十郎「では、明日の10時にここのシアターの前で!」
『…楽しみにしてますね』
清十郎「!…僕もだよ」
先輩の後ろ姿を見送って、小さくため息をついたら
晩餐会の事を思い出して急いでお屋敷に向かった
*~**~*
何とか晩餐会に間に合って
目の前の豪華な料理を少しずつ食べていくけど
頭の中は明日の銀河先輩とのデートでいっぱいだった
『(何着ていけば…ううん、悩むのはそこじゃなくて
もしあの化物が出たときに、銀河先輩が近くにいたら
どうすればいいかな?
いきなりはぐれるのも変だし、銀河先輩がエイルって
証明をしたいなら側にいた方がいいけど
でも何もなければただのデートだし……)』
ユイ「宇宙ちゃん!」
『!?な、何ユイちゃん…?』
ユイ「声かけても返事なかったから…」
『ご、ごめんね、少しボーッとしてて…』
ユイ「…化物の事?」
『え?』
ユイ「…最近、宇宙ちゃんが元気になってくれて
すっごく嬉しいんだよ?…敵を倒すお手伝いは出来ないけど
宇宙ちゃんの悩みを聞く事は出来るから何でも話してね!」
『…ユイちゃん』
ユイちゃんの優しさに嬉しくなると
ユイちゃんがオシャレに詳しい事に気付いてお願いしてみた
『…ユイちゃん、少し聞いてもいいかな?』
ユイ「うん、何でもどーぞ!」
『デートって何を着ていけばいいの?』
ユイ「……デート!?」
「「「「「「!!」」」」」」
ユイちゃんの声に坂巻家の人達が
一斉に私とユイちゃんを見ていた
アヤト「デートだと?…おいチチナシ、俺様の許可なしに
デートなんか行こうとしてんじゃねー!」
ユイ「わ、私じゃなくて宇宙ちゃんだよ!」
アヤト「!?…お前が?」
ライト「…へぇ~意外だなー、一番デートとか無縁そうなのに」
『(どういう意味なんだろ……)』
スバル「へっ、下らねぇ」
シュウ「…………」
レイジ「…ちなみに、何処へ出掛ける予定なんです?」
『バーチャルリアリティシアターって所です』
アヤト「!?そこ、最近出来た人間達の娯楽施設だろ!
俺も行ってみてーと思ってたんだ!
おいお団子頭、俺も連れてけ!」
『…無理です』
アヤト「ンだと!!」
カナト「アヤト、うるさいですよ!!」
レイジ「…彼女には他に目的があるのでは?」
『!』
ライト「他の目的って?」
レイジ「アヤトが好きそうなゲームを
彼女が好きだとは思えませんからね
その施設が目的ならお仲間を連れていくでしょうし
だとしたら…そのデートする相手に
何かあるんじゃないんですか?」
『…………』
レイジさんの瞳から目が離せないでいたら
スバルさんが勢い良く立ち上がると
私の所に来たと思ったら何故か怒っていた
スバル「お前まさか…この前匂った相手と一緒に
行くんじゃねーだろうな!?」
『…そうです』
スバル「止めろバカ!!どんな相手かも分からねーし
俺たちに似た人種なら何らかの力があるはずだ!!
そんな危険なヤツと出掛けるなんて」
『その人が本当に敵かは分からないです』
スバル「だからって!!」
『大丈夫です……今は私、一人じゃないので』
スバル「!?…お前」
レイジ「…今日はここで御開きです」
席を立ったら、今だに私を見つめるスバルさんに話しかけた
『スバルさん、心配して下さってありがとうございました』
スバル「…はぁ!?」
顔が真っ赤なスバルさんに少し微笑んだら
何故か驚いた表情のスバルさんに
もう一度頭を下げて自分の部屋に戻った
スバルさんの言うとおり、明日は気をつけて行かないと
そう思ったら、気合いを入れ直して明日の準備を始めた