Episode15
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オーディション当日
テレビ局の前に着くと
右側から声をかけられて振り返ったら
亜美ちゃんとまこちゃんがいた
まこと「あ!あんた確か…2組の」
『…こんにちは、小森宇宙です
確か転校生の木野さんと五組の水野さんだよね?』
亜美「え、ええ……」
美奈子「あのーごめんなさい?貴女達も
オーディションを受けるんですか?」
『…そうですよ』
レイ「だったら一緒に行きましょうよ!テレビ局って
ごちゃごちゃしてるから中で迷っちゃうそうよ?
えっと…自己紹介するわね、私は火野レイ」
まこと「あ、ああ…私は木野まこと」
亜美「…水野亜美です」
美奈子「私は愛野美奈子よ!」
『…小森宇宙です、よろしくお願いします』
「(________)」
「「「「!?」」」」
『………………』
皆と挨拶を交わした瞬間
四人の顔色があからさまに変わった
レイ「あの…前にどこかでお会いしたことあったかしら?」
亜美「い、いえ……初めてよ…多分」
美奈子「でも……何か変ね?…初対面に感じないわ」
まこと「おかしいね…私もそんな気がするんだよ」
『あ…もうスタジオに向かわないと!』
美奈子「そ、そうね!行きましょうみんな!」
『(ごめんね…皆)』
*~**~*
スタジオに入った瞬間、異様な雰囲気に
思わずポケットの上からブローチを握りしめた
嫌な予感に周りを見渡していたら
いきなりカーテンが開くと
宇宙空間の中に壊れた瓦礫が重なっている幻想的な世界
エイル「…気に入って頂けましたかな?」
『(エイルにアン!?)』
エイル「(宇宙さん…貴女のエナジーを奪いたくはない…だが)」
亜美「あの…すいません!
私、ドラマに出てる余裕なんてないんです!
ですから申し訳ないんですけど、帰らせて頂きます!」
エイル「そうはいかん!」
アン「いでよ…ミノタロン!!」
『(笛の音色……!?)』
笛の音色と一緒にアンがカードのような物を投げると
カードから化物が現れた
『(あれが化物の正体だったのね!!)』
美奈子「な、何なのあの化物は!?」
まこと「私達がオーディション受けるのホームドラマだぜ?」
亜美「これは本物の化物よ!?」
エイル「さぁミノタロンよ!その娘達のエナジーを奪うのだ!」
『っ、皆逃げて!!』
皆が一斉に駆け出すと化物が私達目掛けて襲ってくる
変身したくても敵や皆の前で変身なんて出来ない
気付いたらエイルとアンの姿が見えなくなっていたけど
どうしたらいいのか考えてた時だった
「待ちなさい!!」
『(うそ……だって、あの声は______)』
後ろを振り返って目の前にいたのは、懐かしい姿
『…セーラームーン』
ムーン「女の子をいじめるのは絶対許さないんだから!
このセーラームーンが、月に代わってお仕置きよ!」
セーラームーンが頑張って戦ってくれてるけど
敵のパワーに翻弄されて
セーラームーンは手も足も出せない感じだった
ルナ「ごめんなさい宇宙ちゃん!」
「「「「猫が喋ってる!?」」」」
『…ルナ、どうしてうさぎちゃんを戦士に戻したの?』
ルナ「…見ていられなかったの
一人で孤独に戦い続ける宇宙ちゃんを
見てられなかったのよ!!」
『!……ルナ』
涙を流すルナを見て申し訳ない気持ちと
愛おしい気持ちが込み上げてルナに微笑んだ
『ありがとうルナ……皆の事、お願いね?』
美奈子「な、何を言ってるの!?あなたも逃げて」
『ううん、私も戦わなくちゃ』
まこと「え?」
レイ「…あなた一体」
『…コスモス・クリスタル・ラムダパワー・メイクアップ!!』
「「「「!!」」」」
セーラーコスモスに変身したら
セーラームーンのエナジーを吸いとっている角を
スティックで折るとセーラームーンを抱きかかえた
『大丈夫?』
ムーン「セーラー…コスモス?」
『…うん、後は任せて』
敵に向かってスティックを向けた時だった
「シャボーン・スプレー!!」
「シュープリーム・サンダー!!」
「ファイアー・ソール!!」
「クレッシェンド・ビーム!!」
懐かしい攻撃に胸が高鳴ると敵は元のカードに戻って
そのまま消えてしまった
『…みんな』
マーズ「やっぱり私達がいないと何も出来ないんだから!」
ジュピター「ほっとけないよね?」
ムーン「…セーラーコスモス」
『!!』
ムーン「…今まで一人で頑張ってくれてありがとう!
これからは、ずっと一緒だからね!」
『…っ、うさぎ…ちゃん』
今まで我慢してきた気持ちが込み上げてきて
涙が溢れて止まらなくなったら
みんなが私に駆け寄ってくれて抱きしめてくれた
懐かしくて温かい皆の優しさが嬉しいのに
普通の女の子としての生活をさせてあげれなくなった事に
申し訳ない気持ちでいっぱいだった
Episode15 End
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