Episode14
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坂巻家のお屋敷に着いた時
ちょうどユイちゃんと坂巻家の皆さんが学校に行くみたいで
お見送り出来て良かったって安心した時だった
スバルさんが私の横を通り過ぎた瞬間、私の手を掴んだ
スバル「…お前匂うぞ」
『え?』
シュウ「確かに…匂うな」
『…臭いですか?』
ライト「ん~何て言うか、人間じゃない匂いがするんだよねー」
『人間じゃない匂い……』
レイジ「吸血鬼ではないのは確かですが…このような匂いは
嗅いだ事がありません」
アヤト「お前、誰かに手とか握られたんじゃねーだろうな」
『…………』
今日、私の手を握ったのは二人だけ
衛さんと……銀河先輩だ
『…誰にも握られてないので大丈夫です』
ユイ「宇宙ちゃん…」
『大丈夫だよユイちゃん…学校行ってらっしゃい』
ユイ「…行ってきます」
*~**~*
宇宙ちゃんが見送りをしてくれたけど
さっきのアヤト君達の会話が頭から離れなくて考えてたら
アヤト君に髪を引っ張られた
アヤト「何ボーッとしてんだよチチナシ!」
ユイ「…アヤト君、痛いから離して」
アヤト「ああ?誰に命令してやがる!」
レイジ「…彼女の事を心配しているのですか?」
ユイ「え…?」
レイジさんの言葉に驚いて顔を上げたら
足を組ながら私を真っ直ぐ見つめていた
レイジ「彼女…また夜に出掛けているようですね」
ユイ「…………」
宇宙ちゃんから地球を狙う悪い敵を倒すために
夜に出掛けていたなんて
言われるまで全く気付きもしなかった
スバル「…敵は倒したんじゃねーのか?」
アヤト「倒せなかったんだろきっと…へッ、だっせ!」
レイジ「いえ、彼女のあの口振りから敵は倒したんでしょう」
シュウ「新たな敵か…」
カナト「…彼女、どうするんでしょうね?」
ユイ「…………」
宇宙ちゃんには戦いなんてして欲しくないのに
真っ直ぐな瞳から強い覚悟を感じて
「戦わないで」なんて、とても言えなかった
守ってもらってばっかりの自分と
お姉ちゃんなのに頼りにしてもらえないのが
情けなくて恥ずかしくて…とても悲しかった