Episode12
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私の目の前に現れたアヤトさん
リヒターさんはユイちゃんを抱えながら剣を抜くと
アヤトさんに向けていた
リヒター「邪魔をするな!!」
『きゃ!?』
アヤトさんが私を抱えながら距離を取ってくれると
「アヤトくーん」ってライトさんの声に振り向いたら
宙に舞っていた剣をアヤトさんが掴んだ
アヤト「これ以上お前の好きにはさせねぇ
ここに来た事を後悔させてやる!」
リヒター「出来るのか…お前に!!」
激しい剣のぶつかり合い
でも私を守りながら戦ってくれるアヤトさんが不利で
離れようと階段を下りようとした時だった
アヤト「っつ!!」
『アヤトさん!』
リヒターさんの剣がアヤトさんの左肩を深く刺していて
抜いた瞬間、大量の血が吹き出ていた
膝をついてしまったアヤトさんに駆け寄ると
私とアヤトさんの間にリヒターさんの剣が振り下ろされた
リヒター「大人しくしていろ…来い、プリンス・セレーナ」
『…………』
アヤト「…っ、行くんじゃねーお団子頭!!」
ユイ「…宇宙…ちゃん………アヤト君」
アヤト「!?」
『…ユイちゃん?』
ユイちゃんを見たら、いつものピンクの瞳に戻っていて
リヒターさんの腰から銀のナイフを取って
私達から距離をとって走り出していたユイちゃんと目が合う
銀のナイフを持つユイちゃんの手は震えていたけど
私を見つめて微笑んでくれていた
ユイ「…これで…誰も傷付かない」
『…ユ、イ…ちゃん?』
ユイ「…宇宙ちゃん………ありがとう、大好き」
『ま、______』
ユイちゃんが自分の胸に銀のナイフを突き刺していて
その姿が、プリンセス・セレニティと重なって見えた
『いゃぁああああ!!!!』
倒れたユイちゃんを支えてくれたアヤトさんから
ユイちゃんを奪って抱きしめる
強く抱きしめても身体はどんどん冷たくなっていくのが怖くて
涙を流すことしか出来なかった
ユイ「…ふふふ……自分を…刺すなんて…バカな子
こんな滑稽な事…昔の…貴女を思い出すわね……セレーナ」
『!?』
ユイちゃんの…ううん、瞳がまた黄緑色に戻っていたから
コーデリアさんの言葉に驚いて顔をあげると
私を見て笑っていた
『…コーデリア…さん』
ユイ「…この子の死と覚醒は……時間の…問題」
『!』
ユイ「…そうなれば…身体と魂が…完全に私の物となる」
アヤト「…っつ……」
ユイ「…ふふふ……貴女のその泣き顔……堪らなく好きよ?」
『…コーデリア、さん……』
ユイ「…貴女と…私は……何が……違うの…かしら」
『え?』
ユイ「…貴女の……何処を……、は…………」