Episode11
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私の目の前には
力を使い果たし倒れている皆の姿
身体に触れたらいつもの温かさが嘘のように冷たかった
『…亜美ちゃん…レイちゃん…まこちゃん…っ、美奈子ちゃん』
涙を拭って目の前のメタリアに向き合った時だった
眩い光が強い輝きを放った瞬間
私の目の前には、静かに横たわっているタキシード仮面と
メタリアを真っ直ぐ見つめるプリンセス・セレニティがいた
『…プリンセス……セレニティ』
ムーン「…………」
クイン・メタリアは強い暗黒エナジーは放つと
メタリアと一つになったクイン・ベリルが
私たちを不気味な笑みで見つめていた
「「これでお前たちプリンセスは終わりだ」」
ムーン「…ムーン・ヒーリング・エスカレーション!!」
二人の攻撃が激しくぶつかり合う
「「何故だ、何故そうまでして私に歯向かう
美しき夢を見るお前たちもいずれは気付くであろう
この世界はすでに醜く汚れきっていることを」」
ムーン「いいえ…私、信じてる」
「「愛か?友情か?人同士の信頼か?」」
ムーン「信じてる…皆が守ろうとした、この世界を信じてる!」
『…っ、うさぎちゃん』
「「バカめ…この腐り果てた世界に
信じられるものなどないわー!!」」
『________』
私の変身ブローチが強く光輝くと
プリンセス・セレーナになっていて
うさぎちゃんの手を上から強く握りしめた
『、っ…皆…!!』
ムーン「私達に力を…っ、かして!!」
次の瞬間、私とうさぎちゃんの手の上から
亜美ちゃん、レイちゃん、まこちゃん、美奈子ちゃんの
手が重なっていく
皆の温かさとパワーを強く感じた瞬間だった
マーキュリー「マーキュリー・パワー!!」
マーズ「マーズ・パワー!!」
ジュピター「ジュピター・パワー!!」
ヴィーナス「ヴィーナス・パワー!!」
『コスモス・クリスタル・ラムダ・パワー!!』
ムーン「ムーン・プリズム・パワー!!」
皆の力が銀水晶を強く輝かせ、敵に向かって放たれると
クイン・ベリルは消滅した
その瞬間、セレニティの姿から
セーラームーンに戻ったうさぎちゃんは
そのまま倒れてしまった
『うさぎちゃん!?』
ムーン「…あり…がとう………宇宙ちゃ…………」
『…うさぎちゃん?……うそ……っ、うさぎちゃん!!』
うさぎちゃんを強く揺すっても目を開けてくれなくて
ピンクの光を放った銀水晶のパワーが私達を包んでいった
(「朝目覚めると 真っ白なレースのカーテンが 風にそよいでる
部屋の鳩時計が7時を告げて
いつまでも寝てると遅刻するわよって、ママの声
私は微睡みながら、もう3分だけ寝かせてなんて思うの
毎日同じように遅刻して先生に廊下に立たされて
テストで赤点なんてとっちゃう
学校帰りに皆と食べるクレープ
ショーウィンドウに飾られたパーティードレスにうっとりして
ちょっとしたことが楽しくて嬉しい
そんな…そんな普通の生活に戻りたい
戻りたい…」)
『…っ………ここは』
眩いピンクのオーラの中
目を閉じてるうさぎちゃんとタキシード仮面を見つめて
涙が静かに流れた
『…うさぎちゃんの気持ち………ちゃんと伝わったよ』
天井を見上げて私の思いが届くように声を張り上げた
『お願いします銀水晶!!
うさぎちゃんや衛さん、他の皆を助けて下さい!!
そして、うさぎちゃん達が
戦士として戦わなくていいようにしてあげて下さい!!
そのかわりに…私が皆の分まで戦います!!』
私の姿が、プリンセス・セレーナから
セーラーコスモスに戻ると胸のブローチが白く光輝いた
(「…それは……貴女だけの……"白水晶"」)
『…白水晶?』
(「…銀水晶の力を借りて……白水晶の本来の力を使うのです」)
『…………』
うさぎちゃんと衛さんを見て微笑むと
杖を高く突き上げたら、天井が白く輝いていく
『…コスモス・リープダクション・エアー!!』
皆に出会えて本当に良かった……ありがとう