Episode10
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戦士の姿を解いて向かったのは、逆巻家のお屋敷
ユイちゃんを探していたら
目の前にいたユイちゃんに身体が自然と止まった
黒いマーメイドドレスを着ているユイちゃん
その傍らには、夢でみた深い緑色の髪と瞳を持った男性
レイジさんから聞いたら坂巻家の叔父に当たる人だったらしい
ユイちゃんが私に気付いた瞬間、バカにしたように細く笑った
私の目の前にいるのは…ユイちゃんじゃない
ユイ「…あら、ムカつく女とこんなにも早く再会出来るとは
思わなかったわ」
『…初めましてですよね?』
ユイ「話すのは初めてかしら?私の名前は…コーデリア」
『…コーデリアさん』
その時、ユイちゃんの後ろに
紫色の長い髪に黄緑色の瞳の女の人が見えた
その女の人を夢で見たことがあった
『…アヤトさん達のお母さんが…何でユイちゃんに』
ユイ「それならリヒター…貴方から説明してくれない?」
リヒター「はい、愛しのコーデリア」
リヒターさんから聞かされた真実
アヤトさんにナイフで胸を刺されたコーデリアさんは
ライトさんに助けを求めたけど
そのままベランダから突き落とされてしまい
最後にはカナトさんに身体を燃やされてしまったらしい
カナトさんに燃やされる前にリヒターさんが
コーデリアさんの心臓を抜き取りその心臓を移植したのが
ユイちゃんだったというのだ
ユイ「どうして私が甦ったか教えてあげる
カールに復讐するためよ?彼には死をもって報いてもらうの」
『…カール?』
ユイ「っ、馴れ馴れしくカールの名前を呼ばないで!!」
『!?』
いきなりの大声に驚くと、彼女はまた私に細く笑いかけていた
ユイ「それともう一つは…お前を殺すためよ
月の王女、プリンセス・セレーナ?」
『______!!』
どうして彼女が私の前世の名前を知っているのかとか
知りたいことはいっぱいあるけど時間がない
両手を握りしめながらユイちゃんに微笑んだら
ユイちゃんはとても驚いた表情をしていた
『…今、あなたに殺されるわけにはいかないんです
私には使命が…やらなくちゃいけない事があるから』
ユイ「リヒター!!あの娘を捕まえて!!」
『コスモス・クリスタル・ラムダパワー・メイクアップ!!』
リヒター「!?」
ユイ「な、何……」
眩い光が私を包み込む
セーラーコスモスに変身するとスティックを高く突き上げたら
身体がどんどん消えていく
『待っててねユイちゃん、必ず助けて見せるから』
ユイ「小娘っ、お前……!!」
『ユイちゃん………大好きだよ』
ユイ「_______」
血が繋がっていなくたって
ユイちゃんが人間じゃなくて違う人種だったって
私の大切で愛おしい家族にかわりないから
ユイ「…消えた…ですって」
リヒター「…コーデリア」
さっきまでたかが人間の小娘だったくせに
何なのあの不思議なオーラは
何なのあのパワーは
一瞬でもあの女をキレイと思った自分が許せなくて悔しくて
近くに置いていたワインを壁に投げつけると
壁が赤く染まっていく
『許さないあの女!!…カールは、っ私のモノよ!!』
Episode10 End