Episode08
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雲一つない満月の夜
ルナに案内されたのは公園
ルナが呪文を唱えると輪っかのようなサークルが現れた
ルナ「さあ、このサークルの中へ入って変身よ」
うさぎ「ムーン・プリズム・パワー!!」
亜美「マーキュリー・パワー!!」
レイ「マーズ・パワー!!」
まこと「ジュピター・パワー!!」
美奈子「ヴィーナス・パワー!!」
『コスモス・クリスタル・ラムダ・パワー!!』
「「「「「『メイクアップ!!!!』」」」」」
眩い光に包まれ浮遊感に目を開けた瞬間
『え______』
私の目の前に見えたのは大きな地球だった
ジュピター「…凄い……これが……地球……」
マーキュリー「見て月よ……本当にクレーターだらけだわ
水星に似てる」
マーズ「何処に降りるのルナ?」
ルナ「"マーレ・セレニタティス"…"晴れの海"へ」
私たちは無事に月に降り立った
『……ここが月……』
ビロードの布のような暗黒、音が全くない
青白い崩れた廃墟
シルバーミレニアム…私たちの王国があった場所
ルナの案内でやってきたのは
月の神殿ムーン・キャッスルの中心部___クリスタルタワー
真ん中に古い剣が突き刺さって
マーキュリー、マーズ、ジュピターが剣を抜くけど抜けず
最後にヴィーナスが剣を思いっきり抜いた瞬間
そこに現れたのは
全身銀色に包まれたお団子頭の美しい女性
『…貴女は……?』
「私は地球で呼ぶ所の月の女神、セレーネの化身
シルバー・ミレニアムの前女王…クイーン・セレニティ」
ムーン「『(前世での…私たちのお母様!?)』」
クイーン「可愛いセレニティ…美しいセレーナ
あなた達の姿が見えるわ…この画像は過去の記録と
コンピューターによるものです
ムーン・キャッスルのエタニティ・メイン・システムにより
肉体が滅んでもこうして私の意思を残す事が出来ました
私はルナとアルテミスを冷凍睡眠させあなた達を見守り
この時を迎えることをずっと待っていました」
クイーン・セレニティが話し出す、私たちの前世
私達は月に生まれた長寿の生命体_____
月に伝わる聖石「幻の銀水晶」を守り
地球のマイナス因子を取り除き地球がプラスの方向へ
より良く進化していくの監視し助ける事が使命
しかし、父なる太陽の活動が異常な活動期に突入し
太陽はそれまでみたこともない異様な輝きを放った
あの異常な太陽が災いをもたらした
あの生物はまさに人の敵であり全ての敵、悪そのもの
その生物は地球だけでなく幻の銀水晶の支配までも目論み
人々の心の奥底の暗黒を利用し人々を操り月まで攻めてきた
クイーン「その時、若く強き王子エンディミオンだけが
惑わされず人々を守り強く戦った…けれど遅かった
彼はセレニティを守り倒れセレニティは悲しみのあまり自害を
…覚えていますか?その事を____」
ムーン「…っ……!!」
『(うさぎちゃん……)』
セーラームーンの手を握りしめたら
私の肩に頭を預けて泣いてるセーラームーンに寄り添った
クイーン「他の戦士達も倒れてしまい
私はやっとの事であれを封印したけれど
このムーン・キャッスルは全て石と変えられ崩れてしまった
そして地球国も滅び、もう一度初めから
地球は進化を辿ることとなった…でも魔物は甦ってしまった」
その魔物が何処にいるかは分からないが
地球の奥深くに蠢いているらしい
あれを完全に消すには幻の銀水晶の真の力を使って
消し去らなければならないと
『…クイーン、私の前世…セレーナの事について教えて下さい
私は前世の時の死んだ記憶がありません
お姉様とエンディミオン様の死を目の前にして
絶望したのは覚えています…でもそれ以外の事が
うっすらとしか思いだせないんです』
クイーン「…貴女は」
『!?、クイーン!!』
クイーンの身体がテレビが故障したみたいに荒くなると
悲しそうに私を見つめていた
クイーン「…ごめんなさいセレーナ…貴女にはいつも…ツラい
思いばかりさせてしまった……本当にごめんなさい」
『…クイーン』
クイーン「…どうか……あなたの強い信念、と……揺るがない…意思
それを…忘れないで……セレニティ…を…助けて…あげて
セーラー…戦士を……信じて
そして…気をつけて……あなたの近くに……"彼"が」
『クイーン!!』
ムーン「お母様!?」
泣き崩れるセーラームーンの側で座っていた私の肩を
優しく叩いてくれたのはジュピターだった
他の皆も優しく微笑んでくれていて
顔を上げたらセーラームーンを立ち上がらせた
ルナ「そろそろ地球では朝を迎える頃ね…戻りましょうか」
元に戻ってきた地球はとても温かかった
月には無い広がる音、光る海、緑の匂いや風
私たちは地球を監視してた訳じゃない
こんな美しい星を夢見て憧れて
ずっと見守っていたいって…そう思ってただけなのに
Episode08 End