ヒーローズ・ライジング※ヒーロー仮免取得後
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『…どうしよう…このままじゃ』
緑谷「聖どういう状況!?」
『昨日までは何ともなかったのに…赤ちゃんが
逆子の状態なの』
緑谷「逆子って…?」
『基本的に赤ちゃんは子宮の中で
頭を下にした姿勢で成長する子の方が多いんだけど
でも頭が上になって成長する赤ちゃん…それが逆子なの』
麗日「逆子だと何があかんの?」
『逆子だと普通に出産した時に
赤ちゃんの首が引っ掛かって窒息しちゃう
だから…逆子の場合は帝王切開って言って
お腹を切って赤ちゃんを取り出すの
お腹を切るからその痛みにたえられるように
麻酔を使うんだけど…この島には麻酔がないの』
「「「「!!」」」」
『それに帝王切開をした所で麻酔も無しに
手術なんて到底出来ないし、樹里さんのリスクが高くなる』
轟「…どうする天堂」
『…っ………』
緑谷「…聖?」
爆豪「…………」
樹里さんを見つめながら両手を強く握りしめた
『母体を優先して…赤ちゃんは……っ…諦めてもらうしか』
緑谷・爆豪・轟「「「!!」」」
「「「「「え…」」」」」
部屋の空気が冷たくなっていく
事態は深刻、一刻の猶予も許されないから
勇気を出して樹里さんに声をかけた
『…樹里さん……お腹の赤ちゃんは諦めて…樹里さんを』
樹里「た、す…けて」
『!?』
樹里さんは泣きながら、私の腕を力強く握りしめた
樹里「わ、私は…いいからこの子を…っ…助けて!!」
『…樹里さん』
緑谷「聖…」
爆豪「…………」
その時、リカさんの言葉が頭に駆け巡った
(「あんたが医療のヒーローを目指すなら
いつか必ず救えない命が出てくるよ
でもね聖…私達が絶対しちゃいけないことは
命を諦めるってことさ」)
リカさん…ごめんなさい
『樹里さん…元気な赤ちゃんに会いましょうね?』
「「「「「「!!」」」」」」
樹里「…聖っ…ちゃん……ありがとう……」
樹里さんの手を優しく置いて立ち上がった時に
扉から勢いよく橘先生が駆け付けてくれた
橘「樹里!!」
『…陣痛が少し落ち着いたんだと思います
でも、時間がありません
赤ちゃんは逆子、心拍数も80台まで低下しています
このままでは母子ともに危険なんです
だから帝王切開で赤ちゃんを取り出して
すぐに本土の病院に向かう必要があります』
橘「帝王切開!?麻酔がないのに不可能だ!!
痛みで死んでしまうぞ!!」
『…私の"個性"で痛みが少しでも和らげるようにしてみます
その間に先生は樹里さんに帝王切開をして
赤ちゃんを取り出したらすぐにお腹を縫う準備に
取りかかって下さい』
橘「しかし…」
『…先生は樹里さんの元恋人ですか?』
橘「…………」
俯いて苦しそうに顔を歪める先生に確信してしまった
『この子は…正真正銘先生の子です』
橘「!!…な、何だって…?」
『先生がどんな理由で樹里さんと別れたかは知りません
でも…樹里さんは先生の赤ちゃんを産みたいって
悲しそうに笑ってた
赤ちゃんは…今も生きようと頑張ってる!!』
緑谷「聖…」
爆豪・轟「「…………」」
『母体を優先するか赤ちゃんを優先するか
どちらも助けるか…決めてください』
橘「…………」
橘先生はゆっくり樹里さんの手を握ると
樹里さんも橘先生の手を強く握りしめているのが見えた
橘「二人とも…助けよう」
『…っ……はい!!』
飯田「よし!!僕達も協力するぞ!!
天堂君、我々に指示を頼む!!」
『ありがとう飯田君!!
そしたら今から必要な物を言うから準備してもらって…』
私は諦めない
諦めないよ、リカさん