ヒーローズ・ライジング※ヒーロー仮免取得後
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『こんにちは、樹里さん!だいぶお腹大きくなりましたね?』
樹里「ありがとう!聖ちゃんのおかげで順調よ♪」
橘「…聖ちゃん、引き続き診察よろしく」
『は、はい!!頑張ります!!』
樹里「…………」
橘「…………」
『?』
橘先生が部屋を出ていったとき
樹里さんの切ない表情に目が離せなくて見つめていると
樹里さんは私に気付いたのか笑顔で近付いてくれた
樹里「…診察お願いしていいかしら?」
『は、はい!』
樹里さんの身体を支えながら
診察台に寝かせるとお腹に手を当てて
エメラルドグリーンに包まれたお腹に集中する
…うん、ちゃんと成長してるし胎児に異常はない
『赤ちゃんの経過は順調ですね!
もう妊娠35週…確か来週には本土の病院に入院でしたよね?』
樹里「ええ……」
『樹里さん…?』
樹里さんがぼーっと上の空だったから声をかけると
私を見ると切なそうに微笑んでいた
樹里「ご、ごめんね聖ちゃん!
…ほら、初めての出産でしょ?何か緊張しちゃって!
私、両親が早く死んじゃって…旦那さんもいないから
頼れる人いなくて…だから聖ちゃんに
色々聞けて助かってるのよ?」
『あの…どうして旦那さんとは…』
樹里「旦那っていうか…その人とは小さい頃からの幼馴染みで
私…小さい頃から彼が大好きだったの!
付き合えた時は本当に嬉しくて幸せだったのに…」
『?』
樹里「…彼、凄くカッコ良くて頭も良くて
直ぐに本土の病院に引き抜かれたの
私は遠距離でも全然平気だったのに…彼は別れてくれって
別れて少ししてからなの…お腹の中に
この子がいたのに気付いたのは」
『…それを彼氏さんに相談しなかったんですか?』
樹里「言えないわよ…本土でこれから頑張ろうって
気持ち入れ換えた人にそんな重荷になること
子どもも…正直おろそうか迷ったわ
でも、大好きな彼の子どもをどうしても産みたかった」
『樹里さん…』
多分だけど、樹里さんの好きな人は橘先生だ
そうだとしたらあの切ない表情も納得できる
思わず顔を歪めると樹里さんは私に優しく微笑んでくれた
樹里「聖ちゃんは…好きな人いるの?」
『!!』
大好きな緑色の髪の幼馴染みを思い出すと、胸が苦しくなった
『…います』
樹里「なら、その彼にちゃんと「好き」って気持ちを
伝えた方がいいわ!私みたいに後悔しないよう…ね?」
『……はい』
樹里さんの笑顔に苦笑いを浮かべるしか出来なかった
*~**~*
現在19時
診療の時間が長引いて最後の患者さんを家まで送って
事務所に帰っている途中
目の前にいる爆君に嬉しくなって声をかけると
私を睨み付けていた
爆豪「ハッ…こんな時間までヒーロー活動とは
ご苦労なこった!」
『爆君こそ…パトロールお疲れ様です♪』
爆豪「したくてしてンじゃねーわ!!」
『そうなの?』
私と爆君が二人で一緒に歩くなんて久しぶりだな
小さい頃は出久と爆君と私の三人で一緒に帰ってて
出久と途中で別れた後は、爆君と二人
家が近いのもあって小学校低学年くらいまでは
一緒に帰ってくれたのに、中学年くらいになった途端
一緒に帰ろうとすると「ついてくンな!!」って怒鳴られて
一緒に帰らなくなった
だから今、こうやって一緒に帰ってるのが懐かしくて
正直嬉しい
『ふふふ♪』
爆豪「…ンだよ、きめぇな」
『小さい頃、よく二人で帰ってたじゃない?
だから懐かしくて嬉しかったんだ!』
爆豪「…バカかよ」
そっぽ向いた爆君を不思議に思っていると
いつの間にかヒーロー事務所の前に着いていて
ノートを広げて自主練している出久に微笑んだ