ヒーローズ・ライジング※ヒーロー仮免取得後
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~緑谷出久 サイド~
爆豪「いってェェ!!どーなってんだこりゃぁぁ!!」
リカ「チュウ♥️」
爆豪「……………」
真幌「ああ……ああ!!」
リカバリーガールのキスの治癒を
嫌なハズなのに震えながら黙って受けているかっちゃんに
真幌ちゃんは顔を真っ赤にしていて
そんな二人を僕と活真君はお互い微笑み合いながら見ていた
ワン・フォー・オール譲渡の件を
かっちゃんは全く覚えてなく
ワン・フォー・オールは今も僕の中にある
後日
活真君と真幌ちゃんは
お父さんと無事再会することが出来た
今回の事件、島の人達を守りきることが出来たけど
その被害は小さくなかった
ヒーロー公安委員会は即座にプログラムの中止を発表したけど
僕らは期日まで島に残り
復興作業のお手伝いをさせてもらっている
ヒーロー事務所の二階の奥の部屋
陽射しが差し込む温かい部屋に
活真君と真幌ちゃんが寝ている側には聖も眠っている
ヒーロー達が救出に来てくれてから今日で3日
聖は未だに目覚めない
僕が目覚めた時、ボロボロに燃えてしまったはずの島は
建物以外、全て元に戻っていて
腕はまだ少し痛かったけど他の傷はほとんど治っていた
それは他の皆にも言えることで
ヒーロー達が救出に来たとき怪我人は
僕とかっちゃんの腕だけだった
リカバリーガール曰く
聖が"個性"を使って皆を治したんだと話してくれた
自然も聖の"個性"アリエル様の力だと
そして僕は覚えていた
金色のオーラに包まれた聖が
僕にミカエル様の力を与えてくれたこと
ミカエル、ラファエル、アリエル
同時に三つの天使の力を使ってしまった代償が
今も聖が眠っている状態を作り出している
気持ちよさそうに眠っている聖の側に座ると
点滴をしていない左手を優しく握りしめるけど
聖から握り返してくれることはない
緑谷「聖…もう起きてよ」
いつもなら僕の声にすぐに返事をしてくれるのに
全く反応を示さない聖に胸が苦しくなる
そう言えば…聖の好きな人って誰なんだろ
もしかして_______
緑谷「(聖の好きな人って…かっちゃん?)」
聖の顔を見てたら何故か唇から目が離せなくて
ゆっくり聖の顔に近付くと握ってた手を強く握りしめる
目を閉じた瞬間
温かい風が僕と聖の間を通り抜けた
活真「う~ん……」
緑谷「!!」
活真君の声に勢いよく身体を起こすと
目を擦りながらゆっくり起き上がった活真君は
僕を見て嬉しそうに笑ってくれた
活真「デク兄ちゃん…今来たの?」
緑谷「え!?う、う、うん!そ、そうだよ?」
真幌「…………」
緑谷「…真幌ちゃん?」
真幌「な、何でもない!!」
何故か顔の赤い真幌ちゃんに疑問を持つと
扉から現れたのはリカバリーガールと橘先生と樹里さんだった
樹里さんの腕には赤ちゃんが抱かれていた
活真「先生にジュリさん!!」
真幌「赤ちゃん抱かせて~!!」
樹里「真幌ちゃん待ってね?
最初にこの子を抱っこしてもらいたい子がいるのよ」
真幌「!」
真幌ちゃんは後ろを振り返ると聖を見つめていて
樹里さんが聖の側に近付くと
聖の腕を持ちながら赤ちゃんを抱っこさせていた
樹里「…見て聖ちゃん!
聖ちゃんのおかけで、こんなに元気になったのよ?」
反応を示さない聖に樹里さんは俯くと
身体を震わせながら嗚咽を漏らしていて
橘先生は樹里さんの肩を抱くと苦しそうに聖を見ていた
その光景に僕も胸が締め付けられると
活真君と真幌ちゃんも切なそうに顔を歪めていた
聖
皆、聖が目覚めるのを待ってるよ?
お願いだから目を覚まして_______
次の瞬間
赤ちゃんからブルーのオーラが放たれると聖を包んでいて
いきなりの出来事に皆驚いていると
聖の睫が揺れたのが分かって叫んでいた
緑谷「聖!?」
『…っ………』
聖はゆっくり目を開けると
キレイな青い瞳が僕を真っ直ぐ見つめてくれていた
『…出久』
緑谷「…っ…聖……」
活真「聖お姉さん!!」
真幌「聖!!」
『活真君……真幌ちゃん……』
二人は泣きながら聖に抱きつくと
聖は二人の頭を順番に撫でながら微笑んでた
聖の腕にいる赤ちゃんの笑い声に皆が注目した時
聖が優しく赤ちゃんを見つめていた
『聖ちゃんの…声が聞こえて』
橘「聖が?」
『"起きて遊ぼう"って…元気いっぱいですね
何して…遊ぼうかな』
リカ「赤ん坊に叩き起こされたのかい…情けない子だね」
『リカさん…ひ、酷い』
樹里「…ふふふふ」
橘「くっ」
緑谷「…っ…ははははは!!」
『み、皆も……出久まで』
聖が目覚めただけで
こんなに部屋が明るくて楽しくなる
いつも僕達を明るく温かく照らしてくれる
そんな聖が…僕は大好きなんだ
~緑谷出久サイド 終了~
*~**~*
爆豪は聖が目覚めたのを確認して
口に弧を描くと部屋を後にした
真幌「聖に声かけなくていーの?」
爆豪「チッ…うっせーな」
真幌「そんな弱気で言いわけ?」
爆豪「あ"あ?」
真幌「デクに聖取られちゃってもいいんだ~」
爆豪「!…チビ、てめェ」
真幌「聖がデクを好きなのは分かるけど
私は…デクも聖が好きだと思うわ!」
爆豪「…………」
真幌「本当にいいの?」
爆豪「…見てるだけなんざしねーよ」
真幌「!!」
そのまま階段を下りていく爆豪の後ろ姿を
真幌は嬉しそうに見つめていた