ヒーローズ・ライジング※ヒーロー仮免取得後
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島の中心部は半壊状態で、いたる所に火の手が上がっていた
夜の訪れとともに降り出した雨が
火災の広がりを防いでくれたのは不幸中の幸いだった
島の人達は島で一番広い工場に避難していた
その電気室では上鳴君が発電機のコードを自分と繋いで
放電し続けていて
隣では八百万さんが"個性"で必要最低限の生活室需品や
防災グッズを出し続けてくれている
広い作業所では島の人達への炊き出しが行われていた
敵の一人は爆君が倒してくれたみたいで
今は地下のボイラー室に閉じ込めてるって瀬呂君が話していた
いくら尋問しても何も言わないらしい
麗日「…聖ちゃんに轟君、デクくん達の容態は?」
『大体の処置はしたけど
問題は出久の背中の出血と爆君の肋の骨折
…治してあげたいけど、もし私が"個性"を使いすぎたら
皆に何かあったとき助けられない
だからもう少し怪我の具合を見てから
治癒しようかなって思ってる…』
麗日「聖ちゃん…」
今だ意識が戻らない幼馴染みの二人を見て
目に涙が浮かんでいた
泣くな、泣いたって二人は元気にならない
『ダメだね…あんな近くにいたのに…私
…っ…何にも…出来なかった…』
轟「天堂…」
何も出来なかった自分がもどかしくて
両手を膝の上で強く握りしめた時
活真「僕に手伝わせて!」
『活真君…?』
真幌「活真の"個性"は細胞の活性らしいの
傷を治せるかどうか、わからないけど…」
『細胞の活性化…!』
活真「デク兄ちゃん達は僕らを守ってケガしたんだ…だから」
活真君の強い瞳に幼馴染みの二人を思い浮かべて微笑んだ
活真君を呼ぶと急いで私の前に座ってくれた
麗ちゃんと轟君を見て合図すると
二人は頷いてくれて部屋から静かに出ていってくれる
活真君に向き合うとゆっくり話しかけた
『私が先に治癒で二人を治すから
活真君はそのまま"個性"を発動させて
私の"力"と合わさるイメージで…出来るかな?』
活真「…っ…やってみる!」
『ありがとう活真君!』
真幌「私は聖と活真を応援する!!」
『ありがとう真幌ちゃん…俄然やる気が出た!』
活真君と真幌ちゃんに微笑むと出久と爆君の胸に手を乗せた
エメラルドグリーンの羽が広がって
同じ色のオーラが二人を包んでいく
『今だよ…活真君』
活真「(助けなきゃ…ううん、助けるんだ…!)」
活真君が2人の腕にそっと触れると
活真の手が同じエメラルドグリーンの光りに包まれた
少しずつだけど細胞が活発になっているのが感じられた
活真君の強い意志が伝わってくる
森の中でボロボロになりながらも
自分達を助けてくれた出久と爆君を助けたい気持ちが
活真「(諦めるもんか!!)」
『(ヒーローは諦めない…そうだよね、リカさん)』
光が強くなる
強い思いが"個性"を強くさせていく
すると、オーラが消えた瞬間
二人の眉間に皺が寄ったのが分かった
活真「デク兄ちゃん!?」
真幌「バクゴー!!」
『もう…っ…だ、い……じょう……ぶ』
活真・真幌「「聖(お姉さん)!!!!」」
一気に倦怠感と睡魔に襲われて後ろに倒れた瞬間
二つの力強い腕に支えられたような気がした
『ん……』
気が付いたら二人はいなくなっていて
起き上がった時、真幌ちゃんが心配そうに私に駆け寄っていた
真幌「聖大丈夫なの!?」
『うん…出久と爆君は?活真君もいないけど…』
真幌「ヒーロー達の所に…行った」
『そっか…真幌ちゃん、私もそこへ連れてってくれる?』
真幌「え?」
『行こう一緒に…ね?』
真幌ちゃんに手を伸ばすと
真幌ちゃんは戸惑いながらも私の手を繋いでくれた