イケメンの苦悩(切甘)
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夜21時
女の宿泊してるホテルに着いて
送られた部屋の番号の扉をノックすると
嬉しそうに女が俺を見て微笑んだ
「久しぶりね?」
轟「…ああ」
部屋に入った途端、俺に抱きついた女を剥がすと
驚いた表情をしてた
轟「お前に話がある」
「…何?」
轟「…付き合ってる人が出来た、だからもう会わねぇ」
「…へぇ、そう」
俺から離れて鞄からタバコ出して吸い始めた
足を組んで俺を真っ直ぐ見ると笑ってた
「いつから付き合い始めたの?」
轟「…言う必要あんのか」
「人気者のヒーローが好きになる女がどんな人なのか
気になるじゃない?」
轟「…………」
想さんの事を教えてたまるかって
女の言葉を無視するとため息が聞こえた
女「分かったわよ…さっさと消えて」
轟「…………」
扉に向かって歩きだしたら
名前を呼ばれて振り返ると胸ぐらを掴まれてキスされた
「最後くらい餞別としてもらっていいでしょ?」
轟「…………」
女の言葉を無視して部屋から出ると
眼鏡をかけ直してエレベーターに向かった
初めてあの女とキスしたのに何も感じなかった
むしろ思い出したのは想さんとの熱いキスだった
轟「…想さん………」
「へぇ~…公安委員の女帝………か」
女は舌舐めずりをすると天井を見上げていた
