イケメンの考え(イケメンの苦悩続編、微切甘)
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順調に解体を進めて
後はオレンジの導線を切れば終わりと安心して
導線を切ったのに
『!!…ど、どうして止まらないの?』
表示されてる時計は止まらず進んでいて
残り時間は5分を過ぎていた
立花「…ねぇ……この導線って何?」
『!?』
彼女が指さしたのは時間が表示されている裏側
赤と青の導線と黄色と緑の導線が絡み合って残っていた
『こんなの初めて見る……』
立花「ねぇ、どっちなの!?」
『…っ……分からない』
立花「そんな……」
"個性"をフルに使っても
二つの絡み合った導線のどちらを切ればいいか分からなかった
赤と青の導線か黄色と緑の導線か
時間は容赦なく過ぎていって…残り一分
覚悟を決めると不安そうな表情の彼女にお願いした
『お願い……私のスーツ掴んどいて』
立花「…っつ!!分かってるわよ!!」
赤と青の導線を優しく持つと
思い浮かんだのはやっぱり焦凍君だった
『(焦凍君_____)』
パチン
目を開けると時間は残り八秒で止まっていた
黄色と緑の導線は綺麗に真っ直ぐ切れていて
二人で大きく脱力する
立花「…ありがとう」
『こちらこそ…側にいてくれて…ありがとう』
立花「…っ……ふ……!!」
涙を流す彼女に微笑みながら肩を叩くと犯人の所に向かった
"個性"の使い過ぎで頭が痛いし身体が怠いのを何とか堪えると
手錠を出した
犯人の右手に手錠をかけて自分の左手にも手錠をかけた瞬間
力が抜けてしゃがみこんだ
『はぁ……はぁ……っ……』
「こんな世界を助けて…何のためになる」
『…っ………』
「愛する人がいない世界に…何の価値がある」
『貴女の奥さん…っ…花が……好きだったのね』
「!?何故…それを」
事前に調べた情報
資料が無意識に頭の中に流れて頭痛が酷くなったけど
犯人に微笑んだ
『愛する人が…いなくなっても
愛した人の大切な物を…あなたが守ってあげて?』
「…っ………」
『町では人気の…花屋…なのね……皆が……町の人が
花屋の開店を……望んでる』
「っつ!!」
『憎しみだけで…生きてたら……ツラいわ
前を見て…進んでほしい……私も…そう…だっ…た…』
「!?お、おい!!」
犯人の声を最後に意識が遠くなっていった
~轟焦凍 サイド~
住民の避難も終わり親父と一緒に隣のビルから
想さんのいるビルを見ていた
想さんの告白を聞いて
ヒーローとしてやるべき事をしようと思った
あの人に恥じない俺でいたいから
あの人から貰った腕時計で時間を確認したら
爆発まで残り1分をきっていた
無意識に手に力がこもる
エンデヴァー「時間になったら一気にビルに向かうぞ」
轟「…ああ」
時間が過ぎても…爆発は起こらなかった
急いでビルに向かうと
親父は警察に突入するように連絡をしていた
18階の窓ガラスを氷で無理矢理割って入ると
あの女の横で倒れている想さんから目が離せない
轟「想さん!!!!」
想さんに駆け寄ると
顔色は悪いが息をしているのに安心して肩の力が抜けたとき
犯人の手首と想さんの手首に手錠が繋がれてた
こんな命さながらの状態で犯人を逃さないなんて
轟「やっぱ……あんたはスゲェよ」
立花「…本当に凄かったわ、この人」
轟「!」
女を見ると呆れながらでも優しく想さんを見ていた
立花「…もう本当に終わりにしましょう、私達」
轟「…ああ」
エンデヴァー「大丈夫だったか」
立花「!?」
女は親父に声をかけられて
何故か顔を赤くしながら慌ててやがった
俺の腕の中にいる想さんを見て安心すると
離さないように強く抱きしめた
