十傑パロ(連載ヒロイン)
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貴方と私は絶対に結ばれない
*~**~*
私を見て驚いてるエンデヴァー様とショート様を無視して
ホークスを見上げた
『クズモチの実は回収したわ、ここにはもう用がないから
さっさと城に戻りましょう』
ホークス「了ー解♪」
エンデヴァー「待つんだソウ!!」
『…………』
エンデヴァー様に振り返ると絶望的な表情を浮かべていた
エンデヴァー「騙してたのか…俺を」
『…………』
エンデヴァー「ここをいい領地にしようと
何年も側にいてくれたお前が…何故だ?」
『…………』
指で韻を結んだ瞬間、空から現れた魔獣達に
ショート様も旅のお仲間さん達も剣を構えなおしていた
『貴方に話す義理はございません』
エンデヴァー「ソウ!!!!」
魔獣達が勢いよく飛び出すとまた戦いが始まった
気にせずホークスの所へ向かおうとしたら
目の前に剣を構えたショート様がいた
轟「行かせねーぞ!」
『貴方に私は止められませんよ?』
轟「!?…やってみねーと…わかんねぇだろう!!」
私に剣を向けてくるショート様に素早く韻を結ぶと
目の前にバリアが放たれてショート様の攻撃を防いだ
私を鋭く睨むショート様に語りかける
『貴方がエンデヴァー様の側で領地の勉学に勤しんでいたら
こんな事態は防げたかもしれなかったですね?』
轟「!!」
『さようなら…ショート様』
轟「!?…っ……ソウさん!!!!」
私の隣にホークスが現れた瞬間
事前に書いていた魔方陣が発動して私達の身体が消えていく
悲しそうに手を伸ばすショート様の顔を見て静かに瞳を閉じた
*~**~*
城に戻って魔王様に挨拶をしたらすぐに地下室に向かった
長年作り続けた大きな液体の中にクズモチの実を浸ける
韻を結んで呪文を唱えたら
液体がピンク色から透明な色に変化した
『…っ……成功だわ』
これで全てが終わる
そう思って微笑んだ時、気配を感じて振り返ったら
ホークスが扉の前で私を見つめていた
ホークス「やっと成功したんすね?」
『…ええ』
ホークス「長かったっすね…もう10年です」
『そうね…ホークス、本当にありがとう』
ホークス「…………」
ホークスに後ろから抱き締められて
何かが込み上げてくるのを耐えていたら
「「侵入者発見!!侵入者発見!!」」
ホークス「意外に早かったっすね…」
『…………』
ホークス「…戦えますか?」
『…勿論よ』
*~**~*
城の外には大量の魔獣と戦っている
ショート様の旅のお仲間さん達
エンデヴァー様とモモ様
そして______
『…ショート様』
轟「…っ……ソウさん」
『!!』
ショート様の旅のお仲間の一人…あれは確かイズク様
イズク様の持ってる剣が光輝いているのを見て目を見開いた
あの光は…勇者オールマイトの
魔王様の前に移動して韻を結んだ瞬間
強い光が放たれてバリアでおさえても
すぐ粉々に壊れてしまい私と魔王様に放たれた
『ああああ!!!!』
ホークス「ソウさん!!」
地面に倒れた私と魔王様
最後の力を振り絞って魔王様に近付くと
手からクズモチの実を出した
『私が…長年作り続けた…っ……最強のクズモチです
…これで…貴方は……死なない身体に……』
エンデヴァー「何だと!?」
轟「止めろソウさん!!」
ホークス「…………」
魔王様は私の手からクズモチの実を取ると
ムシャムシャと食べたのを確認したら
韻を結んでホークスに向かって放った瞬間
意識を手放した
*~**~*
ソウさんからクズモチの実を貰った魔王は
その実に勢いよく食らいついていて
ソウさんは韻を結ぶとホークスに放っていた
ホークス「!?まさかソウさん…待っ!!」
ホークスが姿を消して魔王の身体から異様なオーラが放たれる
あまりのオーラに剣を持つ手が震えるが強く握りしめたとき
「ぐぉぉぉおおお!!!!」
「「「「!?」」」」
エンデヴァー「何だ…あれは」
轟「どーなってやがる…」
魔王の身体がどんどん溶けていく
膝をついて苦しそうにしている魔王は
気絶しているソウさんを鋭く睨み付けていた
「この俺を…っ………おおおおおおおお!!!!!」
轟「ソウさん!!」
魔王の振り下ろした腕を剣で切り落とすと
ソウさんを抱き抱えた
魔王はとうとう身体の原型が分からないくらいに溶けて
姿が消えてしまった
その瞬間、魔獣達が消えてあの勇者オールマイトが現れたら
イズク達は涙を流しながら喜んでいた
俺の前に親父とモモが現れるとソウさんを見つめていた
八百万「この方を捕らえましょう」
轟「…は?」
八百万「この方は魔王と繋がっていた
ましてや大事なクズモチの実を無断で盗み
魔王に力を与えようとした…反逆者です」
轟「!!」
八百万「…如何されますか?エンデヴァー様」
エンデヴァー「…………」
ソウさんを鋭く睨んだあと、俺を見て言い放った
エンデヴァー「…ソウを捕らえて連行しろ」
轟「親父!!」
エンデヴァー「ショート!!余計な感情は捨てろ!!」
轟「…っ…………」
気絶しているソウさんの身体を紐で結ぶと
馬に乗せて城に連行した
後編に続く