連載ヒロインがモブに告白されてたら!
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「小麦、今度の休み遊園地に行かね?」
『遊園地?』
爆豪「(…遊園地だぁ?)」
昼飯を終えて教室に戻ろうとしたら
廊下から聞こえたあいつの声
隣にいるのは同じ経営科のモブ野郎
『いいねいいね!クラスの皆に声かけとくよ♪』
「いや…お前と二人で行きてーんだけど」
『え?』
爆豪「(分かりきった反応してんじゃねーよ)」
いきなり楽しそうにしてたあいつは固まってて
モブ野郎の表情は真剣だった
『二人でなんて行けない…爆豪君が嫉妬しちゃうもん!』
「爆豪?」
爆豪「…あぁ?」
俺が嫉妬だァ?何ぬかしてやがる
「…爆豪と付き合ってんの?」
『ううん!あともう一押しなんだけど
爆豪君、照れ屋さんだから素直になってくれなくてさ~』
爆豪「(殺す!!)」
あいつをぶん殴ろうとして近付こうとしたら
モブ野郎が眉間にシワを寄せてあいつを見てるのに
思わず足を止めた
「止めとけよ爆豪なんて」
『どうして?』
「体育祭…あんな狂暴な奴、手に終えないだろ?
態度もデカいし上からな感じとか明らか俺らを見下してる」
爆豪「(見下してるわ、クソが)」
「それに、お前の"個性"だけじゃなくて
俺ら経営科のこともバカにしたんだろ?
だから俺…例えあいつがヒーローになった所で
好きにはなれねぇよ…経営科の奴等も皆そう思ってる」
『…………』
爆豪「(…さすがモブだな、モブはモブらしく騒いでろ)」
うぜェと思いながらアイツらと反対の廊下を歩きだしたとき
『経営科の皆が嫌いでも…私は好きでいるからいいの!』
爆豪「____!?」
『好き嫌いは人それぞれだもん…でもね
私の好きな人の悪口を私の前で言わないで、悲しくなるから』
「……悪ぃ」
『じゃあ…アイス奢ってくれたら許してあげる!』
「…仕方ねぇなー」
『やったー!!あ、ちなみにハーゲン◯ッツ三つね♪』
「三っ!?…はいはい」
爆豪「(…ンだよ、あいつ)」
あいつの言葉に胸が締め付けられて
でもそれがなんなのか分からんくて
イライラしながら教室に戻った
End