連載ヒロインがモブに告白されてたら!
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「あ、あの…お時間いいですか?」
『はい、何ですか?』
緑谷「(こ、これって……)」
裏庭にいたのは聖と男子生徒
制服のボタンの数からサポート科だ
聖はいつも通りだけど
明らかに男子生徒は頬が赤くなっててソワソワしてた
「君を思うと胸が痛くて苦しくてめまいがして落ち着かない
…こんな気持ちは初めてなんだ」
『…………』
緑谷「(聖…目が真剣だ)」
真っ直ぐ男子生徒を見つめる聖を見て
胸が締め付けられる
「俺…君のことが!!」
『分かりました』
「!」
緑谷「(え!?)」
まさか了承しちゃうなんて思わなくて
ショックで聖から目が離せない
男子生徒の両手を握りしめた聖に
思わず飛び出そうとしたら
『貴方は心臓の病気です!』
「…え?」
緑谷「(びょ、病気…?)」
『心臓の病気に僧帽弁膜症や心房中隔欠損症という
血液の酸素含量が減少して、頬が赤くみえることがあります
まさに今もその症状が出ていますし
胸が苦しくなる動悸、眩暈
そして胸が痛いと仰った胸痛は心臓由来です!
緊急を要するものである場合が多いので
出来るだけ速やかに診察しないと!』
「あ、あの……」
『今から保健室に行ってリカさんにも診てもらいましょう!
走ると心臓に負担がかかるので飛びますよ?
掴まっててくださいね!』
「え、えぇ~~~!!」
白い羽を広げて男子生徒の両手を掴んだ聖は
空を飛んで裏庭から消えてしまった
緑谷「…行っちゃった」
脱力すると大きくため息をついた
緑谷「…聖に告白するときは、ストレートに言おう」
それが現実になるのは、もう少し後の話
(※緑谷連載69話参照)
End