運命のオメガバース(完結) 連載ヒロイン、裏あり
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想さんに励ましてもらって元気になれた
また明日から爆豪君に振り向いてもらえるよう気合いを入れて
電車に乗ろうとバックの中から定期券を探してたら
『あ…聖ちゃんの国語辞典、返し忘れてた!』
明日でもいいかな…でも宿題とかで必要だったら困るだろうし
『…よし、今から届けよう!』
いつもと違う路線に乗り換えて
借りたお礼も込めて途中でコンビニに寄ったら
ジュースとお菓子買って聖ちゃんの家に向かってると
目の前に見覚えのあるシルエットが見えて声をかけた
『緑谷くーん!!』
「え?」
慌てて振り返った緑谷君だったけど
私だと分かったらすぐに微笑んでくれた
緑谷「珍しいね、こんな所で会うなんて!」
『今から聖ちゃんの家に行こうと思って♪
国語辞典借りたままだったから!』
緑谷「…優しいんだね!」
『え!?そ、そんな事ないよ!』
緑谷「僕も聖に用事があるから一緒に行かない?」
『うん!』
緑谷君から、放課後聖ちゃんの具合が悪そうに見えて
心配だから顔を見に行く途中だったと聞いた
聖ちゃんが心配になったけど
改めて緑谷君の優しさに感動していた
それに緑谷君って
絶対聖ちゃんの事が好きだと思うんだよね
聖ちゃんも…明らかに緑谷君にだけ態度違うし
お互い相思相愛な気がする
羨ましいって思ってたら
聖ちゃんの家に着いたけど
『玄関の扉…開いてるね?』
緑谷「どうしてだろ?」
中に入って玄関の扉を閉めたら
隣から甘い声が聞こえて身体が跳ね上がる
緑谷君と顔を合わせて扉を開けたら
その光景に目が離せなかった
緑谷「…聖?」
「!?」
『…何してるの、爆豪君?』
爆豪「…………」
ソファーに聖ちゃんを押し倒している爆豪君
聖ちゃんの制服ははだけてて
綺麗な青い瞳からいっぱい涙をながしてた
緑谷「かっちゃん…聖に……何して」
爆豪「見て分かんねーンか…さすが童貞だな?」
緑谷「___っつ!!」
『緑谷君!?』
「出久!!」
緑谷君は物凄い早さで爆豪君を殴ると
爆豪君は壁に激突して座り込んでしまった
急いで聖ちゃんの肩に落ちてたブレザーをかけたら
聖ちゃんが涙を流しながら
辛そうな表情で緑谷君を見てる姿に苦しくなる
緑谷「かっちゃん!!事の大きさに気付いてるのかよ!?
こんなことして…もし聖が妊娠したらどうする
つもりだったんだ!!」
爆豪「…そのつもりで抱いた」
緑谷「何言って!!」
爆豪「そいつはΩだ」
緑谷「!?」
『…聖ちゃんが……Ω?』
「…っ………」
爆豪「聖のヒート…フェロモンを嗅いで直感した
こいつは俺の運命の女…番だってな」
緑谷「…そんなの、信じられないよ」
爆豪「だろうな、運命の番はお互いの本能で察知する
俺も…それに聖も確かに感じたハズだぜ?」
「!!」
聖ちゃんがΩで…爆豪君の運命の番?
その事実にショックで上手く頭が回らないでいたら
爆豪君は立ち上がると扉に向かって歩いてく途中で
聖ちゃんを真っ直ぐ見つめていた
爆豪「βのデクじゃお前を満たせねー」
「そんな事!!」
爆豪「お前は…俺だけのΩだ」
「…っ………」
爆豪君は私に見向きもせずに
そのまま扉を閉めると出ていった
③へ続く