運命のオメガバース(完結) 連載ヒロイン、裏あり
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『…っ……はぁ……はぁ……』
爆豪「しっかりしやがれ!!」
『爆…く、ん』
爆豪「_____!?」
『ああ!!!!』
身体中の産毛が逆立ってぞわぞわする
恥ずかしいのに…あそこがジンジンする
どうして
どうして爆君に触って欲しいって思うの?
爆豪「……聖、お前まさか」
『はぁ…はぁ……っつ!!』
爆豪「…ハッ、やっと見つけたぜ」
『きゃあ!?』
お姫様抱っこされると玄関の扉を乱暴に開けた爆君は
そのままリビングのソファーに私を押し倒した瞬間
爆君にキスされていた
『!?…んっ…い、いや!!』
爆豪「はぁ……っ…黙ってろ」
『やっ、まっ…んん!!』
初めてのキスが出久以外の人なんて嫌なハズなのに
爆豪君の私の舌を吸う唇が熱くて
凄く気持ちいい
(「聖…!」)
『____!!』
爆豪「!?」
爆豪君の胸を思いっきり押したら
唇を隠してキスされないように爆君を睨んだ
爆豪君の瞳はいつもと明らかに違っていた
雄の…捕食者の目だった
爆豪「…まさか聖がΩだったなんてな?」
『!!』
爆豪「すげェなΩのヒート(発情期)…こんなフェロモン
だすのかよ?」
『ヒート……』
まだヒートを迎えた事がなかったけど
念のために発情抑制剤は定期的に飲んでいたから
大丈夫だと思ってたのに
これがヒート…本能の前だと薬なんて意味ないんだ
爆豪「はっきり分かった…てめェは俺の運命の番だってな」
『え…?』
番(つがい)…αがΩのうなじを噛んだ時に成立する契約
二度と離れられなくなる…神の領域Ωシステム
爆豪「お前も感じただろ?ヒートが放たれた瞬間
本能的に俺が欲しくて疼いた…あの最高の感覚」
『違うよ爆君……あれは』
爆豪「今からお前を抱く」
『!?』
爆豪「俺の女になれ…」
『い、いや…!!』
爆君に首筋を舐められて力が抜ける
爆君の腕が力強くて抵抗出来なくて
太腿を撫でられたら腰がビクッて震えた
さっきの電車の時と明らかに違う快感が私の身体が包んでく
負けたくない本能なんかに
私の心はいつも出久だけだから
『いや…っ…ああ……舐めないでぇ!!』
爆豪「ほざけ…濡れてんぞ」
『!?』
下着の上を爆君の指がなぞると身体が大きく跳ね上がった
顎を掴まれて上を向かされたらまたキスをされて
爆君の膨張した下半身が私のあそこに擦りつけられる
ダメ…嫌だ…止めて
止めないで、もっと_____
緑谷「…聖?」
『!?』
「…何してるの、爆豪君?」
爆豪「…………」
リビングの扉の前に何故か出久と小麦ちゃんがいて
二人の驚いてる表情にこの場から今すぐにでも消えたくて
俯きながら泣くことしか出来なかった
緑谷「かっちゃん…聖に……何して」
爆豪「見て分かんねーンか?…さすが童貞だな」
緑谷「___っつ!!」
「緑谷君!?」
『出久!!』
出久が物凄い早さで爆君を殴ると
爆君は壁に激突して座り込んでしまった
私の所に小麦ちゃんが急いで駆け寄ってくれると
近くに落ちてた私のブレザーを肩にかけてくれて
小麦ちゃんの手の温もりに安心すると
自然に涙が溢れていた
緑谷「かっちゃん!!事の重大に気付いてるのかよ!?
こんなことして…もし聖が妊娠したら
どうするつもりだったんだ!!」
爆豪「…そのつもりで抱いた」
緑谷「何言って!!」
爆豪「そいつはΩだ」
緑谷「!?」
「…聖ちゃんが……Ω?」
『…っ………』
爆豪「聖のヒート…フェロモンを嗅いで直感した
こいつは俺の運命の女…番だってな」
緑谷「…そんなの、信じられないよ」
爆豪「だろうな、運命の番はお互いの本能で察知する
俺も…それに聖も確かに感じたハズだぜ?」
『!!』
爆君の言葉に何も言い返せなくて俯くことしか出来なかった
爆君は立ち上がると扉に向かって歩いてく途中で
私を真っ直ぐ見つめていた
爆豪「βのデクじゃお前を満たせねー」
『そんな事!!』
爆豪「お前は…俺だけのΩだ」
『…っ………』
爆君はそのまま扉を閉めると出ていった
出久と目が合ったのに目を逸らされて
何かが崩れていく…そんな音が聞こえた
③へ続く