連載ヒロインとポッキーゲーム
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轟「想さんって…ポッキーゲームしたことあるか?」
『…はい?』
焦凍君の言葉に思考回路が一瞬麻痺したけど
すぐ焦凍君に質問し返した
『どうして…そんな質問してくるの?』
轟「今日、ポッキーゲームってヤツを初めてした」
『…へぇ』
どの流れでそんな事をしたのか解らないけど
さすが高校生というか、ノリが凄いというか
…っていうか、学校にお菓子持ってきていいの?
轟「爆豪にすげー睨まれた」
『もしかして爆豪君とやったの?』
轟「ああ、くじ引きでそうなった」
『(可哀想に爆豪君、巻き込まれたのね)』
それにポッキーゲームって男女でやるから盛り上がるのに
男同士でやったら……爆豪君と焦凍君ならいけるか
さすがイエメン同士
轟「どうなんだ、想さん」
『…ポッキーゲームはしたことがないし、好きじゃない』
轟「理由は?」
『…いい?』
立ち上がって冷凍庫からポッキーの袋を持ってくると
破って一本取り出したら焦凍君に見せた
『ポッキーはこの長さを一人占め出来るからいいの
何でわざわざ相手とポッキーを半分こしなくちゃいけないのか
意味がわからない』
轟「…………」
『それに確か、ポッキーゲームって男女でやるから
新密度が増していいはずなのに同性でやったら悲しいわよ?』
轟「…そうなのか」
折角だからポッキーを食べようと
持ってたポッキーを焦凍君に渡した
『はい、折角だから食べて?』
轟「…頂きます」
私も一本ポッキーを取り出したら一口食べる
やっぱりキンキンに冷やしたポッキーは美味しい
ワインとかウイスキーに合うんだよなって考えてたら
肩を叩かれて振り向くと
ポッキーを口に咥えた焦凍君から目が離せない
轟「…咥えて」
『…………』
轟「早く、チョコが溶けちまう」
『…………』
ポッキー咥えてる姿もカッコいいってどういうこと?
ポッキーゲームとか…私には一生関係ないと思ってたのに
それを焦凍君とやるとか
諦めてポッキーを咥えて一口食べるけど
待って…手ってどこに置くの?
ゆっくり目を開けたらばっちり焦凍君と目が合って
ポッキーを折った瞬間…焦凍君とキスしてた
唇に触れるけど焦凍君から目が離せない
轟「悪ぃ……」
『…大丈夫』
轟「!」
無言の空気が堪えられないし、赤い顔を誤魔化したくて
テレビをつけようとリモコンを探してたら
いきなり手を掴まれてドキってした
轟「もう一回いいか?」
『調子にのらない!!』
お願いするときの顔も可愛くてカッコいいんだから
本当に私はイケメンに弱いと反省した
End