連載ヒロインとポッキーゲーム
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出久の部屋で本を読んでいたら
昼休みに芦戸さん達と話してた事を思い出して
出久に聞いてみた
『出久…ポッキーゲームって知ってる?』
緑谷「…え?」
出久の驚いた顔を不思議に見つめてると
今日の女子トークでポッキーゲームの話題が出たのを話した
『出久はポッキーゲームしたことある?』
緑谷「え!?い、いやいやないよ!!」
『そうなんだ…ねぇ出久、私とポッキーゲームしてみない?』
緑谷「え」
私はポッキー?って食べ物を食べたことがないけど
皆の楽しそうな嬉しそうな表情から
美味しい食べ物なのは伝わった
そんな食べ物を出久と共有出来たら幸せなんだろうなって
考えてたら
緑谷「…してみる?」
『…え!!もしかして出久、ポッキー持ってるの!?』
緑谷「…うん」
『凄い!!ポッキー食べてみたいし
そのポッキーゲーム?もやってみたい!!』
緑谷「…分かった」
出久は立ち上がって棚から四角いケースを持ってくると
箱にはPockyと記載されてた
見た目は長い棒でチョコがかかってるのね
どうしよう…わくわくする!!
出久は静かに箱を開けて袋を破ると
ポッキーを一本出したら私に向けた
あれ…出久の瞳が少し怒ってる?
緑谷「あーんして」
『…あーん?』
咥えた瞬間、少しチョコの味がして食べようとしたら
緑谷「聖、そのまま噛まずに加えてて」
『?…!!』
いきなり反対側から出久がポッキーを食べ始めると
少しずつ出久の顔が近付いて来る
恥ずかしくて離れようとしたら
出久に両手首を握られて逃げられなくなると
鼻先が触れて出久と目が合った瞬間
思わず目を閉じたらパキって音に驚いて目を開けた
出久は赤い顔でポッキーを食べてて
私は少し残ったポッキーを味わったけど、何の味もしなかった
緑谷「ポッキーゲームはしちゃダメ……分かった?」
『…うん…ごめんね』
緑谷「…何が?」
『だって出久…怒ってるから』
緑谷「…………」
出久は頭をかきながら私を見ると恥ずかしそうにしていた
緑谷「…ああいう事を僕としたいって聞いたら勘違いする」
『勘違い…?』
緑谷「聖は僕と……キス、したいのかなって」
『…………』
出久の言葉に全身赤くなると
勢いよく立ち上がって出久に振り返った
『…出久のエッチ!!』
緑谷「ええ!?」
急いで出久の部屋を出たら
さっきのポッキーゲームを思い出してまた顔が赤くなる
だって目をつぶったとき
出久にキスされてもいいって思っちゃったから
皆が楽しそうに嬉しそうに話してた理由が分かって
恥ずかしくなると
もうポッキーゲームはしないと心に決めた
End