あの主人公が来た!!(緑谷ヒロイン)
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悟空「オラ…聖とも闘ってみたかったけんど
じっちゃんから女には優しくしろって
言われてたかんな…聖に手は出せねえ」
『悟空さん…』
悟空「飯ありがとな!!チチに負けねぇくらい旨かった!!
おめえは、いい嫁さんになっぞ!!」
『…っ………』
悟空さんの言葉に何かが込み上げてくると
両手を強く握りしめた
悟空さんは出久を見ると真っ直ぐ見つめていた
悟空「おめえはもっと強くなれる」
緑谷「…………」
悟空「…聖の事、よろしく頼むな!」
緑谷「!?…はい、ご指導ありがとうございました!!」
悟空さんは右手の人差し指と中指を自分の額に当てると
左手で私の頭を撫でてくれた
悟空「またな、聖!」
『______』
悟空さんの手が離れた瞬間
悟空さんはその場から一瞬で消えてしまった
「「「「「…何だったのあの人」」」」」
爆豪「ムカつく野郎だったぜ…」
相澤「はぁ…天堂は今から俺と一緒に………天堂」
緑谷「聖!?」
『…っ……ふぅ………っつ………』
「「「「「えぇ!?」」」」」
悟空さんが消えた瞬間
今まで我慢していたものが切れたみたいに
涙が止まらなくなった
オールマイトさんに頭を撫でられて
更に涙が流れて両手で顔を覆った
悟空さんに頭を撫でられて、はっきり分かった
あの手は_____
*~**~*
私を職員室に連れてってくれたオールマイトさん
相澤先生に昨日の悟空さんとの出来事を話すと
ため息をつきながら、罰として
反省文と今日使用したグラウンドaの掃除を命じられた
学校が終わって放課後
体操着に着替えて一人でグラウンドの掃除をしていたら
制服を着た出久が声をかけてくれた
緑谷「聖、僕も掃除手伝うよ!」
『ダメ!!…私の罰だから自分でやらないと』
緑谷「…聖」
『ありがとう出久、心配してくれて!』
緑谷「…………」
出久の心配そうな顔が申し訳なくて
モップをかけながら出久に話しかけた
『…悟空さんに頭を撫でられた時にはっきり分かったの
私、悟空さんを……お父さんと重ねてたんだって』
緑谷「…………」
『お父さんに頭を撫でられた記憶はないのに…でも
何かそんな気がしたの!
あとあの安心する感じとかも似てたかなって』
緑谷「聖…」
『だからさよならってなったとき思わず泣いちゃって…
は、恥ずかしいよね!
今時お別れくらいであんな大泣きするなんて…』
緑谷「聖」
『!』
出久の声がすぐ近くに聞こえて思わず振り返ると
私の頭を出久が撫でてくれた
緑谷「あの人……悟空さん凄く強かった
あの金髪の状態で闘ってたら僕なんて簡単にやられてる」
『…………』
緑谷「悟空さんが僕たちと同じ世界にいたら
…オールマイトに負けないくらいのヒーローになってた」
『…そうだね』
緑谷「そんな凄い人と僕は約束した…聖を頼むって」
『!!』
出久を見ると優しく微笑んでくれて
あんなに泣いたのにまた涙が溢れてくる
緑谷「僕もっと強くなるよ…聖を守れるように」
『…っ……出久』
出久の真っ直ぐな瞳から目が離せないで見つめていたとき
ドン!!!!
爆豪「何チンタラ掃除してやがる!!!!」
緑谷「かっちゃん!?」
轟「…俺も手伝う」
『え?で、でも』
麗日「私も手伝うよ~♪」
飯田「皆でやった方が早いからな!」
八百万「こういう時こそチームワークですわ!」
『み、皆……』
いつの間にクラスの皆が掃除を手伝ってくれていた
皆の気持ちが嬉しくて
大きい声でお礼を言うと皆は笑い返してくれた
~孫悟空 End~
悟空さん…私、立派なヒーローになります
悟空さんみたいに大切な人を守れるような
そんな強い人になりたいから