あの主人公が来た!!(緑谷ヒロイン)
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今は夜の19時
自分の部屋で宿題をしていた時だった
「うぉ!?」
『え?』
いきなり後ろから男の人の声が聞こえて振り返ると
オレンジの道着のような服をした
黒髪の男の人が宙に浮いていた
『あ、あの……』
「おっすオラ悟空!
ところでよ…ここどこだかおめえ知ってっか?」
『ここは…雄英高校の寮です』
悟空「ゆうえい…?……りょうって……食えんのか!?」
『いいえ…食べれま』
ぐぅ~~
悟空「しっかし…腹減ったなぁ~~!!」
『…ふふふ』
この人…悪い人じゃなさそうだなって素直にそう思えた
*~**~*
急いで寮の共用スペースで
炒飯と青椒肉絲を作って果物を持っていくと
「うんめぇー!!」って言いながら
数分で食べ終えてしまった悟空さんに笑顔になる
『お口に合って良かったです!』
悟空「本当にありがとな!えっと…」
『あ…私の名前は聖って言います!』
悟空「聖か…よろしくな!!」
『は、はい!』
悟空さんの笑顔に初めて会う人なのに安心した気持ちになった
悟空「でもまいったな!早く帰んねぇとチチに怒られちまう」
『チチ?』
悟空「チチはオラの嫁さんだ!」
『た、大変!!早く帰られた方が…』
悟空「でもよ~…気が感じられねぇんだ」
『気…ですか?』
何でも悟空さんは瞬間移動が出来るらしく瞬間移動するには
"気をコントロールする"ことが大事らしいんだけど
悟空さんはその"気"を使い過ぎてしまって
瞬間移動が上手く使えなくなっていたみたい
大丈夫だろうと思って試しに使ってみたら
私の寮にたどり着いてしまったと話してくれた
『悟空さん、その"気"って何ですか?』
悟空「それが…オラもよくわかんねーんだ!あはははは!」
『…少し失礼しますね』
悟空「?」
悟空さんの体に触って目を閉じると
悟空さんの体に流れる温かいオレンジのオーラを感じた
…これが気なのかな?
『…悟空さんの中に温かいオレンジのようなモノを感じます
量が少し少ないようなので
安静にしてれば元に戻ると思うんですけど…』
悟空「すっげーな聖!!
界王様もおんなじこと言ってたぞ!!」
『界王様…?』
悟空「界王様はいちおう神様だけんども
…寒いオヤジギャグしか言わねぇーし
いつもぐーだらしてんだよなあ~」
『…ふふふ』
神様がぐーだらしてるなんて
悟空さんってやっぱり面白い人だな
『もしよかったら気が高まるまで
ここで休んでいかれたらどうですか?』
悟空「え、いいんか!?」
『はい…ここは安全です!』
悟空「め、飯は!!」
『悟空さんが良ければ私が作ります!』
悟空「やっほっ~い!!!!」
『!?』
いきなり悟空さんに抱っこされて持ち上げられると
クルクルと回されてしまった
『ご、悟空さん!?』
悟空「聖軽いな~!!
ちゃんと食わないと大きくなれねーぞ?」
『わ、分かりましたので下ろして』
トントン
『!?』
悟空さんに下ろしてもらってベットに寝かせて布団で隠すと
返事をして少し扉を開けたら出久がいた
『ど、どうしたの出久?』
緑谷「ごめん!これ昨日借りてたノート返しに来たんだ」
『あ…わざわざありがとう!』
緑谷「…………」
『な、何?』
緑谷「…聖、誰かと話してた?」
『(ギクッ!!)』
思わず顔に出そうになって
何とか笑顔を作ってとぼけてみせた