あの主人公が来た!!(緑谷ヒロイン)
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夢……?
可愛い女の子に
黄色くて白い羽が生えた…ぬいぐるみ?
剣…
優しい手…
トントントン
『ん~……』
久しぶりの身体の怠さと眠気に
何とか身体を起こして扉を開けたら
麗ちゃんと梅雨ちゃんがいて麗ちゃんの目が大きく見開いてた
麗日「えぇ!?聖ちゃんまだパジャマやないかい!!」
蛙吹「あらあら…学校遅刻よ聖ちゃん?」
『…………』
テーブルの上にある時計を見ると、8時をさしていた
『こ、ごめんね!!先行ってて!!』
泣きながら謝ると二人は苦笑いしながら
「また後でね」って手を振ってくれた
扉がしまった瞬間、急いで学校に行く準備をした
*~**~*
ホームルームのチャイムが鳴った瞬間
扉を勢いよく開けたら皆に挨拶をした
『お、おはよう!!』
「「「「おそよ~う笑」」」」
皆に寝坊がバレてたみたいで
恥ずかしくて俯いたまま自分の席に行くと
出久が声をかけてくれた
緑谷「おはよう聖!」
『お、おはよう出久!』
緑谷「聖が寝坊とか珍しいね?」
『多分…今日みた夢が関係してるのかも』
緑谷「え?」
爆豪「…………」
出久の驚いた声に俯いてた顔をあげると
真剣な表情の出久に驚いた
『…出久?』
緑谷「聖…その夢って」
相澤「おはよう」
緑谷「…また後でね?」
『う、うん…』
ホームルームが終わってすぐに
マイク先生が英語の授業を始めたので出久と話せず
英語の授業が終わってから出久に声をかけられた
緑谷「朝の続き教えて…どんな夢をみたの?」
『えっとね…』
朝の夢の内容を出久に話すと
ブツブツと何かを考えてる出久を見つめてたら
爆君がバカにしたように話しかけてきた
爆豪「てめェの頭ン中はメルヘンか?お花畑かバーカ!」
『うぅ…』
可愛い制服を着た女の子にクマのぬいぐるみ
確かにメルヘンだけど…
緑谷「そしたら剣と優しい手は?」
爆豪「話しかけんなクソデク!!」
緑谷「いや、でも」
葉隠「それって…王子様じゃないかな!?」
緑谷「『王子様?』」
凄く興奮してる葉隠さんに対して
私と出久はキョトンとしていて爆君はバカにしたように
葉隠さんを睨んでいた
葉隠「王子様が剣で悪い魔獣を倒して
優しい手で聖ちゃんの頬を掴んだら…」
緑谷「掴んだら?」
葉隠「もちろん、キスするんだよ!!」
『…ええ!?』
緑谷「キ、キ、キ、キス!?/////」
爆豪「…………へっ」
私達の話しが気になったのか
皆が集まってきて話が何やら違う方向に進んでいた
峰田「…よし、天堂の唇を奪おうとする
王子を見つけて捕まえてやろうぜ!!」
「「「「「おーー!!」」」」」
緑谷「(本当にいいのかな……)」
『…………』
あの優しい手を私は知ってるような気がしたのに
思い出せなかった
*~**~*
その後も特に変な事は起こらなくて
皆は拍子抜けしていたけど私は何事もなくて安心していた
寮に帰ってる途中
ふと空を見上げたら空間が歪んでるように見えて
一緒に帰っていた出久と飯田君と轟君
麗ちゃんと梅雨ちゃんに声をかけた
『み、皆!?あれ見て!!』
「「「「!」」」」
いきなり強く空が歪んだ瞬間
女の子が空から落ちてきた
麗日「えぇ!?」
『危ない!!』
緑谷「…っつ!!」
ワン・フォー・オールを発動した出久は
女の子を空中で受け止めると地面に着地した
慌てて皆で出久の所へ駆け寄ったら
女の子を見て驚きを隠せなかった
『その子……夢で見た女の子と似てる』
緑谷「え!?」
轟「本当か天堂?」
『目を閉じてるからはっきりしないけど
髪型も髪色も制服も……夢で見たのと一緒だから』
飯田「しかし…どうして空から」
蛙吹「とにかく寮へ運びましょう」
緑谷「そうだね!」
皆の後を追いかけようとしたら
女の子の帽子が落ちて拾うと
黄色い白い羽のついたぬいぐるみが落ちていた
『…………』
「…………」
そっと持ち上げると全く動かないぬいぐるみ
でも凄く温かくて生きてるみたいで…ゆっくり話しかけた
『…大丈夫ですよ?あの女の子には危害をくわえませんので
安心して下さい』
「…………」
そのまま持ってくと目立つと思って
ハンカチを出して軽く包むように鞄の中に隠すように入れると
気分が悪くならないように気を付けながら、寮に急いで戻った
*~**~*
共用スペースのソファーに女の子を寝かせて
目を閉じて歌を歌うと身体の隅々まで確認する
『大丈夫…ケガはしてないみたい』
緑谷「良かったぁ~…」
『少し疲れてるみたいだから、そのまま寝かせてあげて?
私、タオルケット持ってくるね!』
2階の自分の部屋に入ると
ゆっくり鞄から拾ったぬいぐるみを出したら、声をかけた
『…もう動いて大丈夫ですよ?』
「…あんさん何モンや?」
いきなり仁王立ちしたぬいぐるみに少し驚いたけど
ゆっくり話しかけた
『私は雄英高校一年天堂聖です!
その…あなたとさっきの女の子の夢を見たんです』
「…あんさんも予知夢を見るんかいな」
『あんさんもって?』
「…今ソファーで寝てるさくらの事や」
『さくら、ちゃん?』
さくらちゃんで思い出した
タンスからタオルケットを取り出して持っていこうとしたとき
私のポケットの中にぬいぐるみさんが飛び込んできた
「わいも連れてってくれ…さくらが心配や」
『…はい!』