あの主人公が来た!!(緑谷ヒロイン)
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
銀時「苦しい時ってのはてめーの中のカラクリが
壁ぶち破るための何かを生みだそうとしてる時だってのを
忘れちゃいけねー」
『銀さん…』
銀時「嬢ちゃんのペースでやりゃいいんだよ…自分を殺すな」
『!!』
銀さんの言葉で胸のモヤモヤがスッって消えて
笑顔になった
『ありがとうございます、銀さん!』
銀時「…あんたあいつに似てるな」
『あいつ?』
銀時「…いや、何でもねーよ」
『…………』
その時の銀さんの瞳が遠くを見つめていて
何かを懐かしむようなでも悲しそうな
そんな感じがした
銀さんにアドバイスをもらって
やっと銀さんに攻撃を仕掛けられるくらいにはなれたけど
やっぱり銀さんは余裕そうだった
『…っ…はぁ!!』
銀時「…今のはいい攻撃だったぜ嬢ちゃん♪」
『は、はい!!』
銀時「!?」
素早く飛んで上から攻撃しようとしたら
銀さんは驚いていて
今だと思って大きく振りかぶった瞬間
銀時「あ」
爆豪「は」
「「「「「「あーーーー!!!!」」」」」」
緑谷「う、そ…」
私の右胸を銀さんの手が掴んでいて勢いよく離れると
真っ先に反応したのは上鳴君と峰田君だった
上鳴・峰田「「何してんだよ羨ましい!!」」
銀時「…まじか…こ、これはジャンプ漫画の
To LOVEる的な展開か?
いいのか?こんなおじさんが純情少年役を演じていいのか!?
…いや、あれは同年代だから許されることであって
俺がやったら犯罪だろうが!!」
切島「おっさん…覚悟はいいか?」
銀時「ちょ、ちょっとストップ!!
今のアクシデントだから!?
触りたくて触った訳じゃないから!!」
瀬呂「でも触ったんだろ?」
銀時「…スゴく柔らかかったです」
轟「おい、おっさん」
爆豪「覚悟しやがれェ!!!!」
銀時「え…ってうぉ!?何君たち!!
この世界は男が暴力的な世界なの!?」
皆が何故か銀さんに攻撃しているのに驚いて
大声で叫んだ
『みんなストッーーーープ!!!!』
「「「「!?」」」」
爆豪「止めんじゃねェェ!!」
『爆君落ち着いて!?さっきのはトラブルでしょ?
私は気にしてないから攻撃するのは止めて!』
爆豪「…っ……!!」
轟「天堂…」
銀さんに近付くと何処も怪我してなくて安心した
『はぁ~…よかった怪我してなくて!』
緑谷「聖…」
銀時「…………」
いきなり銀さんが滝のような涙を流すから
私だけじゃなくて皆が驚いていた
銀時「うぅ…じょ、嬢ちゃんの爪の垢を
俺の周りにいる女どもに飲ませてやりてぇよ!!」
『…何かあったんですか?』
銀時「俺の回りにいる女どもはなァ!?
少しでもイヤらしい事を話しただけで
殴る蹴る縛るの暴行に走るゴリラ女達なんだ!!」
『ゴ、ゴリラ女…?』
銀時「とにかく怖ぇんだよ!!」
『た、大変だったんですね…』
銀時「…そんな言葉をくれるのも嬢ちゃんだけだ…くぅ!!」
「「「「(何か可哀想に思えてきた…)」」」」
「失礼します…銀時さん、もう帰りますよ」
『え?』
「「「「何…あれ」」」」
銀時「ああ!!映画泥棒!!」
黒のスーツに頭はビデオカメラ…人…なのかな?
その人の胸元を掴んで文句を言っている銀さんに近寄った
『銀さん…これで元の世界に戻れますね?』
銀時「…ああ」
『ご指導ありがとうございました!
私…銀さんみたいに強くなれるようにもっと頑張ります!』
銀時「…嬢ちゃんは十分強いさ」
『え?』
銀時「強さは力だけじゃねーってこと…理屈なんていらねーさ
そこに護りてーもんがあるなら…剣を抜きゃあいい」
『!!』
銀時「…じゃあな♪」
銀さんが映画泥棒さんの所に向かっていくのを見て
思わず声をかけた
『銀さん!宇治銀時丼も週一でお願いします!!』
「「「「(まだ気にしてたのそれ!?)」」」」
緑谷「(…何か、聖らしいや)」
銀時「…考えとくよ」
銀さんが私に振り向いたとき
イタズラを思い付いたような笑顔で何故か出久を指差していた
銀時「俺はあれくれェが丁度いいが…嬢ちゃん!!
もっと大きくなりてぇんなら、モジャ男君に聞いてくれ!!
俺の知ってる全てを教えといたから~!!」
『え』
緑谷「ちょ!?」
「「「「(何を教えたの~!?)」」」」
眩しい光りに目を閉じて暫くして目を開けると
銀さんと映画泥棒さんはいなくなっていて
急いで出久の所に駆け寄った
『出久…銀さんから何を教わったの?』
緑谷「え!?…べ、別に…何にも……」
『嘘!ねぇ…教えて?』
緑谷「…っつ…聖には教えられない!!」
『どうして?』
緑谷「どおしても!!」
~坂田銀時 End~
いつかの遠い未来
銀さんが出久に教えた内容を知って
後悔することになるなど…私は思いもしてなかった