連載ヒロインのホワイトデー
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いつもと変わらず自分の部屋で勉強をしていると
扉のノックの音に返事をして開けたらまさかの出久だった
『出久…?』
緑谷「あ、あのさ……これ……バレンタインのお返し」
『!』
出久の手にはオールマイトさんの顔をモチーフにしたケースが握られてて
優しく受け止ると出久に微笑んだ
『…毎年ありがとう♪』
緑谷「ぼ、僕こそいつもバレンタインありがとう!
それに…毎年僕の好きなオールマイトのお菓子でごめん!
本当はお花とかハンカチとかもっとオシャレなのが」
『ううん…出久が選んでくれたのが嬉しいの!』
緑谷「聖…」
『…でも、やっぱりお願いしてもいいかな?』
緑谷「も、もちろん!来年はどんなお返しが欲しいの?」
『来年は難しいかな……少し先になっちゃうだろうけど』
緑谷「?」
静かに出久の耳元に顔を近付けると耳をすませてくれる出久に
そっとお願いした
『いつか…「ヒーローデク」のチョコを私に頂戴?』
緑谷「_____!!」
『ふふふ…おやすみなさい♪』
真っ赤な顔の出久を無視して静かに扉を閉めた
多分…ううん、絶対に私の顔も真っ赤に違いない
End
すごい大胆な発現をして後悔していた時
出久に言った言葉を思い出したらふと頭をよぎったある考え
『「ラファエルチョコ」渡したら…出久食べてくれるかな?』
想像した瞬間、さっきよりも全身が真っ赤になって
慌てて布団に隠れると
今のことを忘れるように数学の公式を唱え続けた
私と同じ想像をしていた出久が
眠れない夜を過ごしていたなんてもちろん知るはずなかった