あの主人公が来た!!(緑谷ヒロイン)
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朝起きて直ぐに相澤先生に事情を話すと
「遅い」と朝から捕縛布で縛られてしまった
しばらくお説教されて何とか許してもらえて
出久と銀髪の人を起こしに部屋に向かった
出久の部屋の前に着いてノックをすると
元気に挨拶してくれた出久に安心した
緑谷「おはよう聖!」
『おはよう出久…あの人、大丈夫だった?』
緑谷「え!?あ…う、うん」
『…出久?』
緑谷「な、何でもないよ!!」
『…………』
何か怪しいなって思ってたら
扉からボサボサの頭をかきながら眠そうに現れた銀髪の人
緑谷「やっと起きたんですね銀さん!」
『…銀さん?』
緑谷「皆にそう呼ばれてるみたいだから!」
銀時「そう、"万事屋銀ちゃん"よろしくねー」
『…じゃあ銀さん、朝ごはん食べにいきませんか?』
銀時「お!いいね久しぶりの朝飯~」
ルンルン気分の銀さんを
出久と私は苦笑いしながら見つめていた
*~**~*
銀さんに和食を中心としたご飯を作って出したら
瞳を輝かせて手を合わせると
物凄い勢いでご飯を食べはじめた
それを目の前で見つめる出久と遠巻きに見ている皆は
呆然としてたけど
ご飯を美味しそうに食べてくれるから私は笑顔だった
すると
銀時「…なぁ、小豆とあるか?」
『小豆ですか?…缶詰ならありますけど』
銀時「もらっていい?」
『は、はい!』
共用スペースの台所から小豆の缶詰を渡すと
缶詰を空けた瞬間
ご飯の上にかけてしまった
緑谷「え!?」
「「「「「えぇーー!!」」」」」
銀時「やっぱこれだよね~♪」
『…………』
銀さんの食べている
小豆ご飯を無理やり奪うと何故か怒られた
銀時「何すんの!?」
『銀さん…この食べ方は何ですか?』
銀時「え、みんなやらないの?名付けて"宇治銀時丼"
定期的に糖分取らないとイライラしちゃって~
パフェを週一で我慢する変わりに
これを毎日食べて頑張ってんだよ」
「「「「(不味そう…)」」」」
緑谷「それって…お、美味しいんですか?」
銀時「モジャ男君しらないの?太古の昔から
炭水化物と甘いものは合うとされているんだぜ?」
緑谷「…そ、そうでしたか」
「「「「(それって絶対嘘だろ!!)」」」」
銀時「ってな訳で返してよ嬢ちゃ~ん」
『…ダメです』
銀時「何で!?」
『当たり前です!!こんな食べ方してたら
糖尿病になっちゃうじゃないですか!!』
銀時「糖尿病寸前だって医者にも言われてるけど
止めれる訳ないでしょ!?…ってか俺なんていい方だよ?
俺の知り合いにマヨネーズを大量にご飯にかけた
"土方スペシャル"なんて見た目も名前のセンスも悪い
食べ方してるヤツいるんだぜ?
それに比べたら俺なんていい方だ!!」
「「「「(食欲失せるから話さないで…)」」」」
『どっちもどっちですし他所は他所うちはうちです!
私の目の届く限りそんな食べ方は絶対に許しません
医療を志すものとして見過ごせませんので…いいですね?』
銀時「…………」
『お返事は?』
銀時「……はぃ」
「「「(大人が子どもにマジ説教されてる…)」」」
緑谷「(カッコいいな聖……)」
これ以上銀さんを糖尿病予備軍にさせるわけにはいかないので
勿体ないけど…宇治銀時丼を捨てて
小ぶりの茶碗に新しいご飯をのせて持ってくると
悔しそうにご飯を食べていた
でもキレイに残さず食べてくれて安心した時
相澤先生が来ると銀さんを睨んでいた
銀時「…あんたが先生?
何か人殺してる雰囲気あるけど大丈夫なの?」
相澤「それはあんただろ、相当場数踏んでるな」
『え?』
相澤先生の言葉に思わず体が硬直すると
空気が冷たくなった気がして
静かに睨み合う二人に何も言えなかった
銀時「俺は守るもんのためにやった…それだけだ」
相澤「…そうか」
相澤先生は静かに銀さんから離れると
私の肩に手を置いて離れてしまった
…ど、どうしよう