運命のオメガバース(完結) 連載ヒロイン、裏あり
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大きな揺れにバルコニーの柵に掴まって
揺れがおさまるのを待っていたら
いきなり地面にヒビが入った瞬間
足元から崩れてくのが分かった
まさかの事態に羽を出す余裕がなくって
地面に向かって落ちていたとき
緑谷「聖!!!!」
『____!!』
出久が私に向かって手を伸ばすと勢いよく抱き締めてくれて
身体を回転させながら足を大きく振り上げていた
緑谷「ワン・フォー・オールフルカウル
…シュートスタイル!!」
瓦礫が粉々になるとゆっくり地面に私をおろしてくれた
前より攻撃の威力も上がって強くなった出久にときめいて
胸が痛くなった
緑谷「聖大丈夫!?」
『う、うん……大丈夫……ありがとう』
緑谷「よかった……」
『(…何でだろう)』
出久から目が逸らせなくて、握りしめてる腕を離したくない
肩に置かれた出久の手が優しいのに力強いから
そのまま離さないでって思った
どくん_____
緑谷「聖!?」
『はぁ……はぁ……っ……はぁ…』
嘘……何でこんなタイミングでヒートが来るの?
胸が苦しくてあそこがジンジンする
ここにいちゃダメ
遠くへ、人がいないところ……爆君の所に行かなくちゃ
緑谷「!…まさか聖……ヒートが……」
『……はぁ……どこかに…隠れ…な……きゃ!!』
緑谷「…分かった!」
『!?』
出久に抱えられたら窓をつたって開いてる部屋に入ってくれた
ベットに寝かせてくれたけど
ウズウズ感が止まらなくて上半身を起こすと
出久が優しく声をかけてくれる
緑谷「苦しいの聖?」
『あ、ありがとう出久……もう大丈夫……だから』
緑谷「僕に何か出来ることある?」
『…っ……ば、爆君を……連れて来て』
緑谷「え?」
『お願い……爆君に…私が……ここにいる…事…伝えて?』
緑谷「…それって」
『…っあ、ああん!!』
緑谷「!?」
出久の前でイっちゃうなんて恥ずかしいのに
それ以上に快感が私を襲ってきておかしくなる
枕に顔を埋めながら泣いてると
まだいてくれてる出久に何回もお願いした
『爆君を…はぁ……呼んで?……っ…はぁ……お願い…』
緑谷「…………」
いきなりベットがギシって鳴ったら
出久が私の上に股がっていて
背中のファスナーをゆっくりおろしていた
緑谷「かっちゃんの変わりに…僕がやる」
『え……きゃあ!?』
いきなり背中にキスをされたと思ったら
出久の手が私の胸を掴んでいた
出久の手を上から掴んで剥がそうとしても
気持ちよくて力が入らない
出久にこんな事させちゃダメだと思って何とか声を張り上げた
『ダメ!!……っ…触ら、ないでぇ!!』
緑谷「…かっちゃんならいいの?」
『!?』
いきなりあそこに指を擦られて快感で背中が仰け反った
逃げようとして膝を立てたら
出久の指が中に吸い込まるように入ってきて
快感で声をあげることしか出来ない
グチュグチュって音が部屋に響いて恥ずかしいのに
出久の体温が心地よくて
背中にたくさんのキスをくれる唇が気持ち良い
緑谷「…っ……聖」
『…ダメ…っ、やめ!!』
緑谷「…イッていいよ?」
『嫌だ、こんな…っ……あぁ…ああああん!!』
出久の指でイッた瞬間
我慢できなくてベットに身体ごと沈むと
項を舐められて出久の吐息が当たった瞬間
心臓が止まりそうになった
『止めて!!!!』
緑谷「っつ!?」
出久を押し退けて乱れたドレスで胸を隠すと
何故か苦しそうに顔を歪める出久が私を見下ろしていた
『出久…今……項を…噛もうとしたの?』
緑谷「…うん」
『ど、どうしてそんな事!!』
緑谷「聖……僕の番になって」
『…………え?』
部屋が一瞬で冷たくなる
それは四年前、爆君に番になれって言われたときと
同じ冷たさだった
③へ続く