彼との距離感(切甘)
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大きな爆発と一緒に外に飛ばされた私達
あまりの怖さに声も出なくて
軍隊堅パンはボロボロになったけど私達を守ってくれた
梅ちゃんの手を掴んだまま
地面に落ちてくのが分かって地面に手を向けたら
四角いフワフワの巨大な食パンが現れると
トランポリンのように私達をキャッチしてくれた
その時梅ちゃんと手が離れてしまって
食パンの反動で上に飛びあがった時
誰かにお姫様抱っこされて顔をあげた
『ば、爆豪君!?/////』
爆豪「…………」
爆豪君が地面に着地すると私を下ろしてくれた
『あ、ありがとう爆豪君!』
爆豪「…ケガねェーンか」
『うん、大丈夫だよ!』
爆豪「…………」
『…爆豪君?』
爆豪「いいか良く聞いとけ……………俺は」
上鳴「大丈夫か小麦ちゃん!?」
『上鳴く…じゃなくてチャージズマ!私は平気だよ!』
切島「無事で良かったけど…すげえなあのパン!!」
『うん、ワンハンドレッドっていう食パンで
世界一柔らかいパンって言われてるの!
作るの大変だったけど、梅ちゃん守れて良かった♪』
切島「おう!スタッフ守ってカッコ良かったぜ!!」
上鳴「大・爆・殺・神ダイナマイトもそう思う……げっ!?」
爆豪君を見ると眉間にシワを寄せていて
物凄い顔で二人を睨み付けると何故か殴りかかってた
梅ちゃんが心配で探してると
梅ちゃんは男の人に抱き締められていて
泣きながら「好き」と男の人に告白していた
ちゃんと返事が言えたんだね、良かった
『…おめでとう、梅ちゃん♪』
爆豪「…………」
*~**~*
あれからお母さんに事件の真相を聞いた
テロを起こした敵は
お母さんの会社で働いていた元スタッフだった
新作のパンの情報をライバル社に売ったことで解雇されて
その腹いせに今回の事件を思い付いて実行したらしい
私と梅ちゃんは体調を考慮して
明日、明後日とお休みになった
久しぶりの休みにどうしようかなって考えていた時
スマホの着信がなって確認すると
相手はまさかの爆豪君からだった
少しドキドキする胸を落ち着かせて通話ボタンを押した
『…もしもし?』
爆豪「(…てめェ今何処だ)」
『駅に向かってて、これから家に帰るところだよ!』
爆豪「(…今から俺の家に来い)」
『え?』
爆豪「(来なかったら殺す)」
いきなり電話を切られると直ぐに
爆豪君の家の住所が送られてきた
爆豪君から連絡してきてくれたぐらいだから
何か大事な用事があるのかもしれない
何だろう…怖いな
不安な気持ちの中、爆豪君の家に向かった
『うわぁ~…高い!』
天辺が見えない程の高層マンションの前
爆豪君の部屋の番号を押してインターホンを鳴らすと
オートロックの扉が開いた
それを二回も行ってエレベーターに乗って着いたのは最上階
インターホンを押して待っていると
黒のタンクトップに黒のスウェットパンツの爆豪君が出てきて
カッコいいなって見つめていた時
はっと思い出してお土産の袋を渡した
『これどうぞ!私の好きなコーヒー屋さんの粉末だよ♪
よかったらコーヒーいれてもいい?』
爆豪「…ああ」
廊下を歩いて扉を開けてくれると
あまりのリビングの広さに驚いてしまった
『…広いね~!』
爆豪「当たりめぇだ、誰の住みかだと思ってやがる」
『そうか…No.1ヒーローはお部屋もNo.1なんだね?』
爆豪「そーいうこった」
『凄いなNo.1ヒーローは♪』
爆豪「…………」
『えっと…コーヒー準備していい?』
爆豪「…そこにあるやつ適当に使えや」
『うん、ありがとう!』
爆豪「…………」
爆豪君のお家なんでもあるな
キッチンも広いのに綺麗にしてて凄いなーって感動してたら
爆豪君に後ろから抱き締められた
爆豪君の逞しい腕が私の首に回っていて
爆豪君の温もりにドキドキしてたら強く抱き締められた
爆豪「…好きだ」
『!!』
時々感じたモヤモヤした気持ちが一瞬で消えてしまった
そうか…私、爆豪君に好きって言って欲しかったんだ
『私も…爆豪君が大好きだよ!』
爆豪「…知ってるわ」
爆豪君が私の顎を掴むと顔を近付けてくる
恥ずかしい気持ちを押し殺して目を閉じると
彼のキスを受け入れた
~彼との距離感 End~
爆豪くんとのキスに感動したのもつかの間
いきなりの深いキスに驚いて
軍隊堅パンを出そうと勢いよく手を上にかざした
