彼との距離感(切甘)
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俺達が着いたのは高層ビルの前
敵はもう捕まってやがって
高層ビルの下と上の階は炎が勢いよく広がってやがる
「お願い救けて!!!!まだ娘が中に!!!!」
切島に詰めよっていた女は所々火傷をしていた
切島「落ち着いて下さい!大丈夫です、必ず救けます!
娘さんのお名前は!?」
「…っ…小麦…包見小麦です!!」
切島・上鳴「「!?」」
爆豪「…ンだと」
"小麦"
その名前を聞いて勢いよくその女に近寄った
爆豪「おい!!そいつ何階にいやがった!?」
「調理室で…スタッフの人と
新作のパンを作っていたハズだから…確か15階」
爆豪「…っ……爆速ターボ!!!!」
切島「爆豪!?」
爆破を使って勢いよく15階に向かった瞬間
でけェ爆発に飛ばされたが余裕で地面に着地した
いきなり笑いだしたのは、捕まったクソ敵
「ビルを壊してもお前の金なら直ぐに建てれるからさぁ…
だからお前の大事な大事な娘が来る日を狙ったんだ
残り一分で15階に設置した爆弾が爆発して
娘の命は木っ端微塵だ!!!!」
ざけんな
やっと手に入れたンだぞ
お前にまだ
ちゃんと好きって伝えてねぇ
爆豪「…っ……ざけんなクソがァァ!!!!」
こんな時、俺の"個性"は役に立たねえ
大事な女すら守れねぇくせに、何がNo.1ヒーローだ
爆豪「…っ……小麦!!!!」
*~**~*
『…っ………いたたた』
覆い被さっていた瓦礫を退かして
梅ちゃんを見るとケガはしていないみたいで安心した
『梅ちゃん平気?』
梅「は、はい……一体何が」
『何処かで爆発したみたいだけど…』
窓の下を見るとパトカーや消防車まで来ていた
もしかして…火事?
梅「店長!!ドアが何かに押されて出られません!!」
『え!?』
ドアを開けようとするけど途中で止まって開けない
隙間を覗くと廊下のコンクリートが落ちて塞いじゃってる
ここに閉じ込められたんだ
梅「店長…何か音がしませんか?」
『?』
耳をすませると確かに「カチカチ」と音がして
音のする方に近寄る
テーブル用オーブンの下から聞こえて覗くと
何かのケースが入っていた
すると
梅「て、店長!!それ爆弾です!!」
『ば、爆弾!?』
梅ちゃんの"個性"の"透視"でみたなら確実だ
…って事はこの災害は人の手によって起こったの!?
「うそ…もう三分しかないです!!」
『そ、そんな……』
恐怖で顔が青ざめていた時
梅ちゃんが泣き出してしまって背中を優しく撫でた
梅「…わ、私…まだ死にたくない!!
彼に…告白の返事してないのに…っ…今日会って
返事するハズだったのに!!」
『…梅ちゃん』
「(おいクソちび)」
『(……爆豪君…………っつ!!)』
爆豪君なら絶対諦めない
だから私も絶対諦めないよ
『…伝えにいこう』
梅「え?」
『ちゃんと好きって気持ち…伝えなくちゃ!!』
梅「店長…で、でも………」
『…私に考えがある!ちょっと……ううん、かなり怖いけど
協力してくれる?』
梅「…で、でも失敗したら………」
『私も会いたい人がいるの、だから頑張ろう!!』
梅「…っ……は、はい!!」
手から大きな窓ガラスサイズの軍隊堅パンを出すと
窓ガラスに向かって投げたらガラスが全て割れた
この大きさなら余裕だ
また巨大な軍隊堅パンを出して壁のように立てる
捕まれるように手すりを作ると片手で梅ちゃんの手を繋いだ
爆発の風圧と一緒に飛んで外に避難する作戦
一か八かの大勝負
『…っ…梅ちゃん…カウントダウンお願い』
梅「…は、はい……の、残り20秒」
爆豪君
梅「…っ……の、のこり10秒…9…8…7…6…5」
私に力を貸して
梅「4…3…2…1!!!!」
