彼との距離感(切甘)
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あの頃の私は…彼とどんな風に話して
どんな風に接してたっけ
彼を好きって気持ちは変わらないのに
このモヤモヤする気持ちは
一体何なんだろう
*~**~*
ピピピピピピピピピピピ
カチ
『…んん~!!』
今は朝4時
最近やっと時差ボケが抜けて身体が慣れて来た感じだ
起き上がると大きく伸びをしたら
そのままキッチンに行って牛乳を出して
昨日から細かく切っておいたサラダを取り出す
"個性"で出来立てホヤホヤのあんぱんを出すと
手を合わせて合掌した
『いただきまーす!』
何気ないニュースを聞きながら朝食を食べていた時
「今日も大活躍でした大・爆・殺・神ダイナマイトに
インタビューしたいと思います!!」
『!?』
思わずテレビを見ると
不機嫌な爆豪君がいてアナウンサーのお姉さんを
睨んでいた
でもお姉さんは嬉しそうな感じだ
「一瞬での敵逮捕、さすがでした!!」
爆豪「あ"ぁ?あんなカス敵余裕だわ」
「男らしくて素敵です!
…ところで、最近一般女性との熱愛が報じられて
結婚一歩手前とお聞きしましたがいつ頃の予定ですか?」
『(そ、それって私の事!?)』
まさかの質問にドキドキして爆豪君を見つめてると
爆豪「…知らねぇ」
「知らねぇ…というのはまさか
彼女さんと上手くいっていないんですか?」
爆豪「関係ねェだろクソアナウンサー!!」
そういうと爆豪君は何処かに消えてしまった
そんな彼を見て寂しい気持ちが溢れてしまう
『(悲しむな…自業自得なんだから)』
爆豪君にプロポーズされてから直ぐに
「No.1ヒーロー大・爆・殺・神ダイナマイトと
一般女性熱愛!結婚目前か!?」と報道されていた
あのプロポーズから今日で一ヶ月
彼とは会うどころか連絡すら取っていない
理由は分かってる
爆豪君に…入籍は待って欲しいとお願いしてしまったから
自分のお店が開店したばかりで
まだ落ち着ける状態じゃなかったし
お店の経営や従業員の指導
パンを作るに当たっての人員やコスト
新作のパンや企画書を考えたりして
とにかく忙しいから、今は休める暇がない
それにパン屋は朝が早い
お店は18時には終わるけど掃除をしたり
明日の仕込みの準備をしてから帰ると
家に着いたら21時を過ぎてるのは良くあることで
だから爆豪君が一緒に暮らそうって提案してくれたのに
断ってしまった
朝早くでて夜遅くに帰ってくるから
彼に気を使わせたくなかった
そんな出来事があってから…少し気まずくなったんだよね
爆豪君から連絡はないし私も忙しくて連絡出来てない
本当は声だって聞きたいし一緒にいたいけど学生の頃とは違う
優先順位は、お店を繁盛させてお客さんを喜ばせること
そしてスタッフが安心して働ける環境を作る
これが私の今、やらなくちゃいけない事
食べ終わったお皿を簡単に水洗いしてから
食洗機のボタンを押す
いつもの白シャツにジーパンを履いて軽く化粧をしたら
勢いよく玄関を開けた
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