それは君じゃない(緑谷甘)
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~緑谷出久 サイド~
寮に戻ってからも聖は僕から離れることなく
べったりだった
緑谷「聖…ちょ、ちょっと離れようよ?」
『いーや!ずっと一緒だよ?大好き出久♪』
緑谷「…っ………」
聖が甘えてくれる行為に
今まで聞いたことがなかった"好き"という言葉
聞けてもちろん嬉しいに決まってるハズなのに…
ガッシャーン!!!!
いきなりの大きな音に驚いて振り向くと
耳郎さんの周りには割れた食器が散乱していて
耳郎さんは手の平から血を流して痛そうにしていた
他の皆も物音に気付いて集まってくれて
急いで駆け寄ると皆と一緒に食器の片付けをしていたら
聖も僕の隣で食器を片付け始めた
ふと、疑問に感じて聖に声をかけた
緑谷「聖…耳郎さんケガしてるよ?」
『そうだね?早くリカさん来てくれるといいけど…』
緑谷「え」
聖の言葉に驚いて何も言えないでいたら
それは周りにいた皆にも聞こえていたらしい
聖は可愛い笑顔で僕に振り向いた
『どうしたの、出久?』
緑谷「いや!聖なら、ケガしてる人見たら
ほっとかないのになって!
ほ、ほら!皆の心と身体を癒せるヒーローになるって
いつも言ってるじゃん!」
『私ヒーローにはならないよ?だってヒーローになったら
出久の為に毎日美味しいご飯作って応援できないでしょ?
それに私、争い事とか嫌いだし…でも出久がケガしたなら
特別に"個性"使って治しちゃってもいいかな
出久だけの為に使うのが条件だけどね!
出久だってその方が嬉しいでしょ?』
緑谷「…………」
聖の言葉に嬉しい気持ちもあったけど
それ以上に_____
緑谷「…違うよ聖」
『え?』
緑谷「そんなのは僕の好きな聖じゃない」
『出久…?』
緑谷「…ごめん聖」
聖を立ち上がらせて扉に向かって歩くと
扉を閉めたと同時に聖にキスをした
聖の瞳がゆっくり閉じたのを確認して
僕も静かに瞳を閉じた
いつもの聖に戻ってくれるように祈って
ガクッ!!
いきなり 聖が膝から崩れ落ちて思わず抱き抱えると
聖がゆっくり起き上がって不思議そうに僕を見ていた
『出久……あれ?私…学校にいたのに……』
緑谷「よ、よかったぁ~元に戻って!」
『…どういう事?』
聖に今までの経緯を話そうとリビングに戻った時
聖が耳郎さんに慌てて駆け寄っていた
『耳郎さん大丈夫!?』
耳郎「え…天堂?」
『今、治すから安心してね!』
耳郎「…良かった、元に戻って」
『?』
緑谷「(やっぱり聖はこうじゃないと…)」
歌を歌いながら耳郎さんの手を治す聖は
優しく耳郎さんに微笑んでいた
"個性"なんかには頼らない
聖の心は自分の力で手に入れる
聖があんな風に甘えられるような
強い、頼れる男になってみせるから
そんな思いで聖に微笑んだ
峰田「緑谷…やったんだな」
緑谷「み、峰田君?」
上鳴「キスしたんだな…天堂と」
緑谷「え!?あ…その…えーっと………」
爆豪「死ねやクソナードがァァァ!!」
轟「…………」
緑谷「轟君まで!!な、何でぇ!?」
『?』
~それは君じゃない End~
後日、女子から話を聞いた聖は
顔を赤くしながら緑谷に深く頭を下げていた