後夜祭(緑谷、心操)※文化祭後、69話続編
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心操「聖はさ…運命って信じる?」
『え?』
俺の顔を不思議そうに見る天堂さんに聞いてみたかった
どんな返事をするのか
心操「聖とは…前にも何処かで会ってる気がする
もっと昔…聖と出会ってる気がするんだ」
『!…ひ、人使君』
心操『…好きだ聖……やっと会えた』
『!!』
天堂さんの両肩を優しく掴んだ
青い瞳が揺れていて真っ直ぐ俺を見ている
しばらくして、天堂さんは強い瞳で俺に答えてくれた
『…ごめんなさい』
心操「!!」
予想外の言葉に驚くと天堂さんは切なそうに
でも微笑みながら話してくれた
『…もし前世の恋人が目の前に現れても
その人を好きになってまた恋人になるかは分からないよね?
だって、私は私だから
前世の私とは性格も考え方も違うはずだもん
本当に前世の恋人と出会う運命だったとしても
私が違う人に恋をして、その人も私を好きになってくれて
誰もいない二人だけの世界に連れ出してくれるなら
…それも素敵な運命だと思うから』
心操「…っ…………」
幸せそうに笑う天堂さんに何故か胸が張り裂けそうで
思わず天堂さんの両肩を強く握りしめていた
心操「そんな運命…俺が壊してやるよ」
『え?』
右手で天堂さんの腰を引き寄せて
左手で顎を掴んで上に向かせると
天堂さんは顔を赤くしながら驚いていた
がっしり押さえてるし後ろは壁
絶対逃げれないし逃がさない
目を閉じて天堂さんの顔に近付いた瞬間
パリンパリン!!
「「「きゃー!?」」」
心操「『!!』」
会場からの叫び声に驚いていて目を開けると
会場は暗くなっていた
停電…でもバルコニーから見える街は明るいままだ
いきなりの出来事に天堂さんを守ろうと
天堂さんの手を掴もうとした時
緑谷「ワンフォーオール…フルカウル!!」
『きゃ!!』
心操「!?」
あまりの早さに目が追いつかなかった
天堂さんの叫び声で振り返ると
天堂さんは緑谷に抱きかかえられていて
緑谷は苦しそうに、でも真っ直ぐ俺を見ていた
緑谷「…っ…ごめんね心操君…聖は渡せない!!」
『!?出久待っ…きゃー!!!!』
心操「緑谷!?天堂さん!!」
緑谷はそのまま天堂さんを連れて
バルコニーから飛び降りてしまった
緑谷と天堂さんは見つめ合っていて
緑谷が申し訳なさそうに笑うと
天堂さんは呆れたように
でも、今日見た中で一番幸せそうに笑ったんだ
涙を隠すように緑谷の肩に顔を埋めると
緑谷の首に腕を回した天堂さんの手は
緑谷のスーツを強く握りしめていた
(『誰もいない二人だけの世界に連れ出してくれるなら
…それも素敵な運命だと思うから』)
やっぱり天堂さんにとっての運命の相手は
緑谷だったんだな
俺から遠ざかっていく天堂さん
何より緑谷に見せたあの笑顔を見て気付いたんだ
俺は天堂さんが好きなんだって
~心操人使 サイドEnd~